杏子、山崎まさよし、秦 基博らコラボレーションで示した“絆” 『Augusta Camp 2017』振り返り
そして元ちとせが自身の代表曲とも言える「ワダツミの木」をさかいゆうとともに歌い上げる。透き通るような2人のユニゾンが豊かな自然の中に響き渡った。その後さかいは山崎、あらき、秦とリクエスト曲「ジャスミン」(さかいゆう)を歌うと、大橋を迎えて久々の歌唱となった「ピアノとギターと愛の詩(うた)」(大橋卓弥(スキマスイッチ)+さかいゆう)へ。2人の美しいファルセットが心地良い空気を生み出していく。
そして山崎がリクエスト曲「One more time, One more chance」を切実なボーカルで歌い上げ、最後は竹原とスキマスイッチが「よー、そこの全力少年」(「よー、そこの若いの」(竹原ピストル)+「全力少年」(スキマスイッチ))をパフォーマンス。<よー、そこの若いの>と竹原が叫ぶように歌うと、<いつだって僕らきっと>と大橋が力強く返す。ここでしか見られないマッシュアップに、会場は大いに盛り上がった。
続いてスペシャルアクトとして、大野雄二&Lupintic Six with Fujikochans ~LUPIN THE THIRD SPECIAL~が登場。前半のアコースティックとは雰囲気の異なる、7人編成のバンドとFujikochansがゴージャスなサウンドを奏でていく。ムーディな「TORNADO 2017」、迫力ある「銭形マーチ Fujikochans ver.」を演奏すると、“オーガスタの不二子ちゃん”として杏子をボーカルに迎え「炎のたからもの」へ。厚みのあるホーンの音色に乗せて歌う杏子の歌声はより色気を増し、徐々に夕暮れを迎える会場の雰囲気とマッチしていた。