EXILE THE SECONDがEXILE TRIBEの新たな可能性を切り拓く 6人6通りの活動から紐解く現在地
EXILE TRIBEの新たな可能性を切り拓く
このように、EXILE THE SECONDの6人のメンバーは、それぞれの得意分野を生かしたプロデュースワークを盛んに行っている。そして、培ったスキルはしっかりとグループに反映されているようだ。例えば、7カ月に及ぶロングツアーとなった『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017 “WILD WILD WARRIORS”』。現体制での初ツアーとあり、手探りの部分が多かったと予想できるが、SHOKICHIは「それぞれが役割を理解して、同じ方向にむかっている感じ」と振り返り、橘ケンチも「SECONDは一人一人がオリジナルのプロジェクトを抱えているので、それらを掛け合わせることでもどんどん面白くなると思っていて。さらにグループ外でもいろいろな方と掛け合わさることで、また新たな表現方法を模索できるチームでもあると思います」と語っている(参照:EXILE SHOKICHI×橘ケンチが語る、EXILE THE SECONDが表現する“ネオJ-POP”)。音楽面をSHOKICHIがリードし、メンバー全員で意見を交えながらライブを作る。自分たちの手で作品を作り上げていく、自立したグループだと言うことが分かる。
もちろん、そういったクリエイティブな発想から生み出されたパフォーマンスを体現することができるEXILE THE SECONDの実力の高さは、EXILE TRIBEの中でも他の追随を許さない。スキル面でもキャリア面でもEXILE TRIBEの新たな可能性を切り拓く存在であると言えるのではないだろうか。彼らが今後どうパワーアップしていくのか。そして、EXILE TRIBEをどう牽引していくのか。“6人6通りの道を切り拓いていく”という意味がこめられた『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 “ROUTE 6・6”』はもちろん、今後発表されていく作品や活動にも注目だ。
(文=高橋梓)