大原櫻子が語る、歌と向き合う姿勢とシンガーとしての自立「自分の音楽には優しさがあってほしい」

大原櫻子が語る、シンガーとしての自立

親しみやすさは私のライブのスタンスとも共通している

ーー「ワンダフル・ワールド」は“自分たちのやり方で進んでいこう”という気持ちが込められたメッセージソングですよね。いまも自分のことについて考えることは多いですか?

大原:そうですね。音楽のことというよりも、日常のなかで「これってどういうことなんだろう?」「どんな意味があるのかな?」と考えることが多いです。大学に通っているので、友達と話すなかで考えることもあるし。インタビューで「最近、ハマっていることは?」と聞かれたときに答えることって、たいてい友達から教えてもらったことなんですよ。「いまこれが流行っているんだよ」と動画を見せてもらったりしているので。私はテレビもあまり観ないし、Twitterもやったことないから、流行りがわからないんですよ。Instagramは始めたんですけど、情報入手は主に友達からですね。

ーーいま就活の時期ですよね?

大原:はい。みんな悩んでいますね。情報はたくさんあるし、やれることもたくさんあるんだけど、「これ」というものが見つからないという子が多いみたいで。昨日も友達と1時間くらい電話で話していたんですけど、「そうかそうか」と聞くことしかできなくて。就活をしていないから、何も言えないんですよね。

ーー友達との日常だったり、そういう会話が音楽につながっていくのかもしれないですね。来年からは社会人ですね、大原さん。

大原:ヤバイですね(笑)。あまり変わらないとは思いますけど、勉強する時間は自ら確保しないといけないですね。芝居を観たり、ライブに行って、いろいろ吸収しないと……。果たしてそれができるのか、遊んでしまうのか(笑)。

ーー秋には札幌、大阪、東京、名古屋のZeppをサーキットするツアーを開催。どんなツアーになりそうですか?

大原:去年、日本武道館でライブをやらせてもらって、今回はZeppなので、お客さんとの距離が近いと思うんですよ。その距離感を活かして、いままでにできなかったことをやりたいなと思っています。

ーー「マイ フェイバリット ジュエル」をライブで聴けるのも楽しみです。

大原:まだ歌っていないのでどうなるかわからないですけど、すごく日常になじみやすい楽曲だと思うので、たぶんライブでも歌いやすいんじゃないかなって。親しみやすさは私のライブのスタンスとも共通しているし、大事に伝えられたらいいなと思っています。

(取材・文=森朋之/撮影=下屋敷和文)

  ■リリース情報
『マイ フェイバリット ジュエル』
発売:2017年8月9日
【初回限定盤A(CD+DVD)】¥1,500(税抜)
DVD
「マイ フェイバリット ジュエル」Music Video
【初回限定盤B(CD+DVD)】¥1,500(税抜)
DVD
「CONCERT TOUR 2016 〜CARVIVAL〜 番外編」ドキュメント映像収録
【通常盤(CD)】¥1,200(税抜)
CD
M1:マイ フェイバリット ジュエル
M2:Jet Set Music!
M3:ALIVE
M4:マイ フェイバリット ジュエル(Instrumental)
M5:Jet Set Music!(Instrumental)
M6:ALIVE(Instrumental)
※ツアー優先先行予約シリアルナンバー封入(初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤初回プレス分のみ封入)

■ツアー情報
『大原櫻子 4th TOUR 2017 AUTUMN ~ACCECHERRY BOX~』
10月11日(水)<北海道>Zepp Sapporo
10月18日(水)<大阪>Zepp Namba
10月19日(木)<大阪>Zepp Namba
10月25日(水)<東京>Zepp Tokyo
10月26日(木)<東京>Zepp Tokyo
11月2日(木)<愛知>Zepp Nagoya
11月14日(火)<東京>Zepp Tokyo ※追加公演

大原櫻子オフィシャルサイト

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