CY8ER、新メンバー3名加入後初のインタビュー 6人で示した「横アリ」への覚悟
「はむちゃんの考えることをサポートするのがうちらの役目」(ましろ)
ーー3人が加入される前に2ndシングル『手と手』がリリースされました。表題曲はBPM15Q時代からおなじみのYunomiさんがトラックを手がけていますが、しっとりとしたテイストには驚きました。この楽曲をシングルに選んだ理由はなんだったのでしょうか?
苺りなはむ:「手と手」は、CY8ERとして初めてのワンマンライブでお披露目する為に作ってもらった楽曲だったのですが、この曲はちょっと硬派で大人っぽいエモさがある感じに楽曲をつくってもらいました。歌詞は自分が横浜アリーナに立っている様子を想像しながら書きました。3人体制のCY8ERから夢のステージまでこの時の気持ちを引き継ぎたいという気持ちもあって、3人体制でのCY8ERの最後のリリース曲に「手と手」を選びました。
ーーそして、東名阪ツアーのためにクラウドファンディングをCAMPFIREでスタートさせましたが、2日で目標の200万円を突破しました。達成した感想はいかがでしたか?
苺りなはむ:こんなにすぐ達成するとは思ってなくてびっくりしました。
小犬丸ぽち:でも、ぽちは1日で達成するつもりだったから、1日で達成してほしかった。夢とかじゃなく、必ずする目標だったから。でも、実質1日?
ましろ:カードの入金が遅れたりしたから、実質1日で達成したんです。
藤城アンナ:0時0分に見たら、すぐにぽちさんの衣装が売れてて!
ーーどうして今回、CAMPFIREでクラウドファンディングをしたのでしょうか?
苺りなはむ:今までもイベントを組むときは、ライブハウスを自分で押さえて、自分で前金を出してて。でも、WWW X(2017年2月2日)からはその金額も半端なくなってきたんです。ライブハウスを借りるのには信用がいるし、制作会社もないから個人で契約するためには全額前金で納めないといけなくて。でも、リキッドルームでやりたいし。今まではプロモーションにもお金をかけられてなくて、タワーレコードさんで展開してもらうぐらいでした。でも、自分たちでプロモーションもしていきたくて、3人でリターンも相談してクラウドファンディングを使うことに決めました。
ーー過去の衣装まで売りに出したのは驚きました。
小犬丸ぽち:ぽちはファンの人に持っててもらえるのは抵抗なくて。
ましろ:でも、返してくれるみたい。
小犬丸ぽち:そう言われてます。
ーーえ、リターンをわざわざ返してくれるんですか?
ましろ:手作りだし、私たちの気持ちを受け取ってくれたんだと思います。
苺りなはむ:「他の人に買われるよりも」って買ってくれて。
ましろ:3人分すぐになくなったし、考えてくれてたんだと思います。
ーークラウドファンディングで、リキッドルームを使うには200万円弱が必要とありましたが、後ろ盾もない中、なぜ挑戦しようとしたのでしょうか?
苺りなはむ:音響や照明や撮影を入れて、ステージ周りのスタッフさんを揃えると、余裕で越えちゃう。でも、リキッドルームは絶対やりたくて。BiSを辞めた後に初めて見に行ったのがリキッドルーム(2011年12月20日)で、あのとき身体が震えたんですよ。めっちゃ衝撃を受けて。それで「このリキッドルームに絶対立ちたい」と思いました。ゆるめるモ!やおやすみホログラムのリキッドルームも見に行ったし。
ましろ:はむちゃんの考えることには協力したくて。はむちゃんの考えることをサポートするのがうちらの役目だから。
苺りなはむ:全員「やればできる」精神で(笑)。
ましろ:WWW Xもやれたしね。
小犬丸ぽち:できるようにするのが当たり前なんです。
ましろ:逆算すればいいだけなんで。
苺りなはむ:目標への工程はめっちゃ考えます。