GLIM SPANKYが深めた“スタイル”への確信「『自分たちは自分たち』という気持ちを持ててる」

GLIM SPANKYが深めた“スタイル”への確信

60年代の音楽には、予測できないワクワク感がある(松尾レミ)

ミニ・アルバム『I STAND ALONE』リード曲「美しい棘」MV

ーーそれにしても……いつもこういう話をしてる気もしますけども、なぜにGLIM SPANKYは好きなことを自然にやるとこういうルーツ・ロックな音になるんでしょうね。

松尾:なんか、私は……たぶんなんですけど、60年代ぐらいの、まだロックがちゃんと確立されてない時代のロックって、すごく実験的な匂いがするっていうか。いろんなミュージシャンが実験しながら新しいロックサウンドを生み出していった、その宝箱を開けたようなドキドキ感とかワクワク感がすごく魅力的で。その時代の音楽って、何を聴いても、そのミュージシャンが本当に未知の領域に踏み込んでいる感じがして、リスナーとして予測できないワクワク感があって。
 あと、そのロックとすごくからみついてる、ファッションだったりとか、アートだったりとか、文学だったりとかが、すごく魅力的だなと思うので。音も好きなんですけど、それに付随するカルチャーが音楽から読み取れることが好きで。だから私はその時代の音楽に魅力を感じるんだろうなあって思います。まだ確立されてないワクワク感、新しく今にも生まれそうな何か、みたいな、そういう希望が感じられるんですよね、なぜか。
 だから70年代後半から80年代のロックを聴くと、全然違う脳味噌になるというか。たとえばサイケデリック・ロックも、私は60年代から70年代前半のものが好きで。70年代からは、ジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)とかLed Zeppelinが勢力を増してきて、激しい、歪んだ……ハードロックが確立されてきて。Deep Purpleとかが出てきて、だんだん激しくなってーー。

亀本:激しいのが嫌いなの?(笑)。

松尾:違う違う、嫌いじゃないんだけど……その、激しくなってくるのが、ロックというフォーマットがあった上に、激しさが上乗せされているような感覚になるというか。だから、激しさが上乗せされない時代のものに、とても魅力を感じてしまう、っていうのはあるかもしれないです。

ーーたとえばサイケデリックは、自分でも何がやりたいんだか、どこを目指したいんだかわからないまま作っていたと思うんですね。でもハードロックとして確立されると、自分のやりたいことがわかっていて、ある意味高性能化していくというか。

松尾:ああ、そうですね!

亀本:そうですね、ハイテク化していきますよね。

松尾:たぶんそういうことです。なので、そうなんだよなあ……たとえばPink Floydとかも、初期は違うけど、途中からハイテク化していくじゃないですか。やっぱり初期を聴きますもんね。なんか……そういう好みだな。自分の趣味。

亀本:そうだね。そこは僕と違うんですけどね。

ーーあ、そうなんですか?

亀本:はい。僕はLed Zeppelinも好きだし、Pink Floydも好きだし、70年代ロック大好きなので。

松尾:だから私は、現代のバンドも、たとえば……この前来日してたThe Lemon Twigsとか、あとTemplesとか。そういうバンドって、60年代とかの音楽を現代のサウンドにしてるから、好きになっちゃうなあっていう。

亀本:あれは現代のサウンドになってんのかな?

松尾:なってる!(笑)。

(取材・文=兵庫慎司)

■リリース情報
『I STAND ALONE』
iTunesレコチョク

※iTunesプレオーダー購入のみ、「Next One TOUR 2016」(10.30STUDIO COAST)より「褒めろよ」映像付き
※iTunesのみ、「Next One TOUR 2016」(10.30STUDIO COAST)よりライブ音源3曲「NIGHT LAN DOT」「話をしよう」「BOYS&GIRLS」付き

CD発売日:2017年4月12日(水)
価格:初回限定盤(CD+DVD)¥2,700+税
<CD収録内容>
1.アイスタンドアローン
2.E.V.I
3.Freeder
4.美しい棘
5.お月様の歌

<DVD収録内容>
『Next One TOUR 2016』(2016年10月30日新木場STUDIO COAST)ライブ映像約60分収録
・NEXT ONE
・ダミーロックとブルース
・闇に目を凝らせば
・grand port
・時代のヒーロー
・いざメキシコへ
・風に唄えば
・怒りをくれよ
・大人になったら
・ワイルド・サイドを行け
・リアル鬼ごっこ

通常盤(CD)
価格:¥1,800+税
※初回限定盤CDと同じ内容

CD購入特典:ステッカーシート(松尾レミデザイン)
※一部対象外の店舗、WEBあり

■ライブ情報
J-WAVE『The Chris Peppler Show』
4月22日(土)
場所:Zepp Tokyo
出演:LOVE PSYCHEDELICO/GLIM SPANKY/Stonefield

『ARABAKI ROCK FEST.17』
4月29日(土)~30日(日)
場所:宮城・みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく

『NIIGATA RAIBOW ROCK 2017』
5月4日(祝・木)
場所:新潟・サーキット使用会場全12会場

アコースティックライブ
5月11日(木)
場所:東京・下北沢GARAGE
出演者:関取花/角舘 健悟(Yogee New Waves)

『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017』
5月13日(土)METROCK 大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)

『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017』
5月20日(土)新木場・若洲公園

『百万石音楽祭 2017~ミリオンロックフェスティバル~』
6月3日(土)石川県産業展示館1~4号館

『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』
6月4日(日)東京・日比谷野外大音楽堂
6月17日(土)大阪・大阪城音楽堂

GLIM SPANKY オフィシャルサイト 
GLIM SPANKY オフィシャルモバイルサイト「FREAK ON THE HILL」
GLIM SPANKY ユニバーサルミュージックサイト



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