2017年注目の“年男”ジャニーズは? Jr.黄金期築いた81年組と華の93年組への期待

 いよいよ、2017年がスタートした。酉年の今年は、ジャニーズの年男が多い年でもある。今年の年男ユニット名は対象者が11名であることから“酉年イレブン”に決定。縁起がいいと言われている年男。今年、さらなる飛躍が期待される彼らに注目してみよう。

ジャニーズJr.黄金期を築いた81年組

 関ジャニ∞の横山裕と渋谷すばる、そしてタッキー&翼の今井翼が36歳になる。彼らがジャニーズJr.のころ「Jr.黄金時代」と呼ばれていたのが懐かしい。関ジャニ∞、タッキー&翼、嵐のメンバーを中心に、デビュー前から多くのファンを夢中にさせてきた。デビューのイスをかけたハイレベルな戦いの中で、彼らは個性を磨くことに集中してきたように思う。

 その結果、現在も彼らの活躍の場は多方面に広がりを見せている。横山はバンド演奏を得意とする関ジャニ∞の中でも、トランペットという異色な楽器で光る存在に。渋谷すばるは、ボーカルとしての才能を開花。2016年2月にはソロカバーアルバム『歌』をリリースするなど、精力的に活動を続けている。

 今井はダンスで世界的にも注目を集めるまでに成長した。各国で大人気の舞台『バーン・ザ・フロア』でスペシャルゲストダンサーに選ばれた経歴を見ても、その実力は証明済み。働き盛りの30代となったアイドルたちが、次にどんな大きな舞台へと突き進んでいくのか、楽しみだ。

若手デビュー組が誇る華の93年組

 2016年に、音楽シーンはもとより、バラエティやドラマ、舞台で大活躍したHey! Say! JUMP、A.B.C-Z、ジャニーズWEST。この若手3グループの骨子となっているのが93年組だ。JUMPからは、山田涼介、中島裕翔、知念侑李、岡本圭人、A.B.C-Zからは橋本良亮、そしてジャニーズWESTからは藤井流星、神山智洋。こうして並べてみると、いかに20代ジャニーズ勢が混戦状態であるかが伺える。

 2016年のJUMPは、演技力に評価が集まった。山田が「日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞、フジテレビの月9ドラマで主演を務め、中島も主演作品が続き、俳優として安定した活躍を続けている。知念は、内村光良が監督した映画『金メダル男』でコミカルな役柄との相性の良さを印象づけた。そんなJUMPのなかでも2017年は、岡本の活躍に注目したいところ。

 岡本は、元・男闘呼組の岡本健一を父に持つ、父子ジャニーズとしてデビュー。イギリスからの帰国子女であることから語学スキルが高い。その特技を活かして今後、国際的に活躍する可能性も秘めている。最近、雑誌『nicola』1月号で「教えて!Hey! Say! JUMP岡本圭人くん イケてる海外ガールになりた~い」という新連載コーナーをスタート。いよいよ、そのキャラクターが広く認知されるのではと期待が高まるところだ。ちなみに、父の岡本健一も同じく年男。大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)にも出演するなど、ドラマに舞台にとキャリアを積み重ねている。父子で大活躍の1年となるか、期待が高まる。

 A.B.C-Zの橋本は、アクロバットを得意とするグループの中でも、歌唱力を誇る。音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』では体当たりの演技で、多くの観客を魅了した。感情を歌声にのせて、心情に迫る演技は、長年ジャニーズJr.として舞台を支えてきた実力のたまものだろう。アイドルグループの概念を吹き飛ばすようなパフォーマンスを披露するA.B.C-Z。2017年も、その職人的なエンタメへのこだわりを貫いてほしい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる