HKT48 指原莉乃センター『バグっていいじゃん』 選抜の“聖域破壊”は功を奏すか?

 今年も残り3カ月を切り、そろそろ『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)についての話題も多くなってくる頃。昨年、48グループからはAKB48、NMB48の2組が出演。HKTは2014年に紅組のトップバッターを飾るも、連続での出演には至らなかった。NMBも昨年は山本彩がセンターを務めたAKB48の楽曲「365日の紙飛行機」での歌唱であり、楽曲の恩恵を受けての出演と捉えることもできる。9月14日にパッケージ化されたドキュメンタリー映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』にて、指原は涙を流しながらメンバーに紅白へ出演することができなかったことを伝え、「私はすごく出たかったし、いつまでこのメンバーでいられるか分からない。私はもう一年HKTで頑張るから、私とらぶたん(多田愛佳)を紅白に連れて行って欲しい」と力強いメッセージを伝えている。映画内では、HKT48劇場支配人 尾崎充からNGT48や乃木坂46、欅坂46の存在も口に出されており、今年の紅白出演枠はさらに激化していくことが予想できる。松岡はなのセンター抜擢や“聖域破壊”などHKTが今年行ってきた斬新な施策が功を奏すかは『紅白歌合戦』の出演が一つの指標とも言えるだろう。

(文=渡辺彰浩)

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