2.5次元ガールズクルー DEVIL NO IDが体現する、ポップカルチャーの“新しい刺激”
9月12日に行なわれたお披露目ライブ『「POPCONE LIVE!」DEVIL NO ID LAUNCH LIVE & UTOMARU ART EXHIBITION』では、透過スクリーンに映像を投影することで音楽、ダンス、ビジュアル要素をひとつに融合。ジャージークラブやトラップを取り入れた冒頭の“ジェネレーション反抗期”でエッジの効いたサウンドを披露すると、その後もヴェイパーウェイヴ的な映像などを加えながら、高いダンス・スキルによって楽曲の表情をスタジオ音源とは異なるものに変化させていく。ラストを飾る「Sweet Escape」のような正統派のポップチューンでも、楽曲のクライマックスがダンスと組み合わさって大きなインパクトを残すのが印象的だった。10月30日には『AKASAKA BLITZ HALLOWEEN 2016』の「アイドル×お笑い・ハロウィン」編にオープニング・アクトとして出演予定。ここではアキシブproject、STARMARIE、SUPER☆GiRLS、スルースキルズ、Cheeky Parade、チャオ ベッラ チンクエッティ、フィロソフィーのダンス、predia、lyrical schoolと共演し、同日に大阪にて、MAN WITH A MISSIONや10-FEETらも出演するUZMK主催のミクスチャーライブサーキット『DOGIMAZUN 2016』にも出演する。この振り幅の広さはDEVIL NO IDならではだろう。
ストリートダンス、ガールズグループ、DTM、ヒップホップ、サイバーパンク、イラスト/マンガ、クールジャパン、2.5次元的なメディアミックス――。様々な要素を縦横無尽に駆け抜けるその姿は、まるであらゆるポップカルチャーの中心点のようだ。また、プロジェクトの行く末が彼女たちの成長とリンクしていることを考えると、それを支えるリスナーの存在が今後の展開に影響を与えることも大いに考えられる。つまりリスナーが「参加」することで、この物語はより魅力を増していく。ライブのMCで自身を「from far east」と称するなど、すでに世界的な活躍を視野に入れているように思える。身元不明の3人の悪魔たちの活動がどのように広がるのか。そしてその先で何を見つけるのか。今後が楽しみなプロジェクトの始動である。
■杉山 仁
乙女座B型。07年より音楽ライターとして活動を始め、『Hard To Explain』~『CROSSBEAT』編集部を経て、現在はフリーランスのライター/編集者として活動中。2015年より、音楽サイト『CARELESS CRITIC』もはじめました。こちらもチェックしてもらえると嬉しいです。
■リリース情報
Debut Single『EVE-革命前夜-』
発売日:2016年9月21日(水)
価格:¥1,000円+tax
<収録楽曲>
01.EVE -革命前夜-
02.BANDANA
03. EVE -革命前夜- -Instrumental-
04. BANDANA -Instrumental-
※初回生産分には完全オリジナルマンガ「DEVIL NO ID」第1話をブックレットに収録
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