丸本莉子が高知初ストリートライブで見せた覚悟「現場の雰囲気をみて素の自分を出す」

丸本莉子がストリートライブで見せた覚悟

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 また、丸本はMCやセットリストだけではなく、楽曲を披露する際にも細かな意識を持っていることを語ってくれた。

「『やさしいうた』が最近ストリートでは届くなと思っていて。でもこの曲はテンポをもたつかせないように歌う必要があると思っているんです。歌を聴かせるためにテンポを落とすこともあると思うんですけど、『やさしいうた』はテンポを落とすと重くなってしまう。ストリートでは、ファンの方ばかりではないので、曲を聴かせるために言葉だけじゃなくて、テンポも意識しないとだめなんですよね」

 細かなパフォーマンスで、徐々に観客を増やし、大きな拍手で高知での初のストリートライブは包まれた。今回のライブは「70点」と語っていた丸本。「若い人も立ち止まってはくれるけど、すぐに離れてしまう。若い人も聴いてくれるようなカバー曲ももっと取り入れたほうがいいのかな」と次への課題についても話していた。

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 また、前述の吉田望ディレクター、X_pt.(クロスポイント)代表の西岡隆宏氏は今回のライブに立ち会い、丸本莉子の魅力についてこのように語った。

「MVは拝見していましたが、実際のライブを見て歌声に引き込まれました。歌声はもちろんですが、丸本さんは壁を感じないというか、人間的にも人を惹きつけるものがあると思います。撮影しながらも歌に癒されました。もっと活躍して全国に届いてほしいです」(吉田望ディレクター)

「丸本さんのライブを見るのは2回目ですが、ステージらしいステージがないとパフォーマンスできないアーティストもいる中、お客さんの顔、様子を見ながら、自分の歌をうまく表現してストリートでも十分アピールできるアーティストだと思います。それと自分の声をよく知ってて、その声で曲を表現するのがうまい。だから歌詞もちゃんと入ってくる。どんなステージに立っても対応できるアーティストですね。全国にファンを広げてください」(西岡隆宏氏)

 着実にファンを増やしながら1万人を歌で繋ぎ、2017年7月1日に行う『ヒーリングサミット2017』に向けて課題を見つけながらひとつひとつトライし、丸本莉子は今後もストリートライブを行っていく。その一日一日を引き続き追いかけていきたい。

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(取材・文=高木智史)

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丸本莉子「ガーベラの空」

■リリース情報
『ガーベラの空』
発売:2016年8月24日
配信限定
価格: ¥500(税抜):ハイレゾ/¥250(税抜):通常音源
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通常音源の購入はコチラ
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■「ガーベラの空」ミュージックビデオ
https://youtu.be/urDb8j1zwCo

■丸本莉子ライヴワーク2016~1万人との癒し旅 特設サイト
http://marumotoriko.com/special/livework2016.php

■「THE DOCUMENT OF ライヴワーク2016~1万人との癒し旅~」ライヴ映像
https://youtu.be/1txFZGGuB8I

■オフィシャルHP
http://marumotoriko.com/

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