嵐「Daylight」2夜連続TV披露! “踊り”と“歌”の魅力を別角度で伝えたパフォーマンスを分析

 一方、『Mステ』でのパフォーマンスは、ドラマ主題歌として同曲を知る人、まだしっかり楽曲を聴いたことのない人たちにむけた「楽曲のすばらしさ」を届けるような構成だった。ダンスやフォーメーションの変化は最低限におさえられ、各メンバーがまっすぐ前を向き、カメラ目線で楽曲のメッセージを届けた。特に櫻井のラップパートでは、一言一言に感情をのせたラップが刻まれ、ポジティブなメッセージがストレートに伝わってきた。ただ、ダンスシーンが少ないからといってシンプルなステージングに終わったわけではない。蔦の絡まる高い壁に囲まれたセットが、一瞬で光の差し込む開放的なセットに変化する、手品のような演出が取り入られていた。一瞬の出来事すぎてからくりは見抜けなかったが、番組側の嵐に対する本気度を感じさせられる演出だった。

 “踊る嵐”と“歌う嵐”、2日連続で異なる魅力を堪能することができた「Daylight」の楽曲披露。すでに聴き込んでいたファンはもちろん、初見の視聴者にも大きなインパクトを与え、楽曲の魅力を最大限にアピールすることができる機会となった。

(文=竹上尋子)

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