嵐 大野智×二宮和也の“大宮コンビ”はなぜ愛される? 歴史の長い二人の関係性を探る

 それら一連の行動には、長年の二宮の思いが表れている。自らを“嵐ヲタ”として、独自視点で嵐の魅力を捉えるライター・青井サンマ氏は、著書『嵐ヲタ絶好調超!!!!』の中で、二宮がJr.時代から大野のことを激しく慕っていたというエピソードを挙げている。二宮は毎日のように大野へ電話をかけたり、何度断られても食事に誘ったり、大野の影響でボイスレッスンに通い始めたこともあるという。大野のおだやかな性格とその才能に、二宮は引きつけられているのだろう。大宮コンビは、グループの中でもコンビの歴史が長い二人組なのである。それもあってか、二人のやりとりはいつでもぴったり息が合っている。

 グループの活動以外にも、マルチに活躍する嵐のメンバーたち。ソロ活動を経てメンバーが集結したとき、それぞれが家に帰ってきたような居心地の良さを感じているのではないだろうか。彼らの活動を見守るファンも、大宮コンビの二人から特にそのことを強く感じるのかもしれない。

(文=竹上尋子)

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