PASSPO☆『Mr.Wednesday』インタビュー

PASSPO☆根岸・森・玉井が語る、結成7年目で辿りついたグループ像「自由な曲がいちばん似合う」

「自分にとってもクルーにとってもまた新たな一歩」(森)

安斉奈緒美

ーーいろんな出来事を経て辿りついた、今のPASSPO☆がつまった『Mr.Wednesday』ですが、本日の3人がボーカルで重要なポジションだと感じました。

根岸:ここにいる3人は声の色が違いますよね。曲によってあんちゃんがメインだったり、もりしがメインだったり、私がメインだったりして、曲の印象をわける3人かもしれません。

森:そうだね、種類がぜんぜんちがう。だからいろんな曲ができるのかも。

ーー1曲目「Mr.Wednesday」は、アメリカンガールズロック全開の一曲。「Love Diary」あたりからあるPASSPO☆のこういう感じ好きです。

根岸:PASSPO☆もやっと、その路線がいちばんいいって気づいたんです。

森:よかった、間違ってなかった。自分たちでやりたいって選んだ楽曲でもあるし、そもそもアメリカンガールズロックをやりたいっていうのもスタッフさんにはまったく相談せずに7人で決めたことで、それを説得してやらしてもらえるようになって。自分にとってもクルーにとってもまた新たな一歩というか団結した、たくさんの思いが詰まってます。

玉井:水曜日が定休日の彼に会いたくてウキウキドキドキしながら1週間を過ごすっていう女の子の気持ちを歌った曲。恋愛の話が大好きな私たちだからこそ、みんなにこの曲の雰囲気を伝えられるのかなって思うし、決められたことができない分、こういう自由な曲がPASSPO☆はいちばん似合うと思っていて。PASSPO☆の顔となってくれる曲になると思います。

根岸:『Mr.Wednesday』のA面となってるこの曲が、私たちがやりたいアメリカンガールズロックの意思表示でもあるので、まずはこれを聴いてほしいですね。

ーー2曲目の「Musical Party」も「Mr.Wednesday」とはテイストが違うものの、やっぱりPASSPO☆らしさを感じる曲。あんちゃんのボーカルが利いてます。

根岸:そうですね、振り付けもあんちゃんがやってて。

玉井:“ブロードウェイ感”が大好きすぎて、見る映画もブロードウェイばっかりなんですよ。頭で考えなきゃいけない、難しい映画とか見れなくて。「私を見て!」みたいな女の人がいっぱい出てる映画が大好きなんです。機長(ペンネとアラビアータ機長こと音楽プロデューサー・阿久津健太郎)が、実は将来ブロードウェイのミュージカルみたいなのを作るのが夢なんだって言ってたのを知って、それを聞いたらなおさらやる気が出て。いつか機長の作った曲と歌で、私たちがミュージカルできたら面白いなと。

根岸、森:やりたーい!!

玉井:暗いことを考えるのが好きじゃない感、そういうのも大好きで。結局、機長の“好き”なものはPASSPO☆の“好き”なんですよね。

根岸:そうだね、じゃなきゃここまでやってない(笑)。

ーーPASSPO☆の世界観にとって、機長の存在は大きいですよね。なぜそんなに乙女心がわかるのか、という歌詞も。

根岸:ほんとですよ! ちょっと怪しいですよね(笑)。

森:すごいよねぇ……これ。女だよほんと(笑)。

玉井:「Mr.Wednesday」の歌詞にある<徐々にメイクもナチュラル/服も彼好みにチェンジして>ってところとかも、恋したらあれだけメイクが濃かったのにどんどん薄くなっていくとか、なんで知ってんの? なんで服装変わること知ってんの? みたいな、毎回毎回そういうのがあります。

根岸:なんでこんな引き出し? どこで仕入れてくるんだって不思議ですね。

ーーみなさんの見た目の可愛らしさや雰囲気はもちろん、そんな乙女心に共感してる人も少なくないと思います。その影響か、最近女の子のファンも増えてますよね。

森:めちゃくちゃ増えました!

根岸:昨日は名古屋でフライトだったんですけど、平日にもかかわらずありがたいことにソールドアウトして。PASSPO☆のフライトでは「女性専用エリア」を作ってるんですけど、そのエリアもずいぶん大きくなりましたね。けっこう強気な女子の歌をPASSPO☆は歌ってるから、自然と女子パッセンも強気な子が多いかも。

玉井:おしゃれ大好きな子も多い。

根岸:衣装を真似してくれたりとかね。

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