JUMP知念、セクゾマリウス、A.B.C-Z橋本……“かわいい系ジャニーズ”の魅力を紐解く

A.B.C-Z・橋本良亮

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(C)タナカケンイチ

 ファンの間では「わんこ」と称されている、犬系男子のA.B.C-Zの橋本良亮。A.B.C-Zの中でも、末っ子としてメンバーから可愛がられている橋本の“かわいいポイント”は、「気を許した相手にはとことん懐くところ」だと思う。例えば、A.B.C-Zの他のメンバーは話したことがなかった関ジャニ∞の渋谷すばるに一気に懐き、「親友」となった話は有名である。さらに注目したいのは、メンバーとの関係性だ。一番最後に加入したにも関わらず、センターとしてグループを引っ張る存在になった橋本は、パフォーマンス中に前にでる場面が多かったり、ファンに対して「俺を見てほしい」というアピールをしたりもするが、MC中他のメンバーが話していると大人しく耳を傾けているのだ。テレビやコンサートでは、前に出る機会をメンバーに譲る素振りも見られる。その様子は賛否両論あるが、従順な犬のようで微笑ましい。センターポジションとしてのONとOFFのギャップも、ファンの心を掴んでいる理由の1つなのだろう。

 これまでも、V6の三宅健や嵐の二宮和也などが“かわいい系ジャニーズ”として注目されてきたが、大人になるにつれて“かっこいい”要素が多くなっていった。先述の3名もこれから年齢を重ねると共に、今のようなかわいらしさとは違った魅力が表れてくるのかもしれない。そう考えると、“今”の彼らを応援する楽しみが増すのではないだろうか。

(文=高橋梓)

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