城田寛治✕北村亮介が考える、WEFUNKの将来ビジョン「空間全体を楽しめる“ライブショー”に」

WEFUNKが作る「音楽✕ダンス」の魅力と未来

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北村亮介氏

「WEFUNKではダンサーも主役になれる」(北村亮介)

ーーメジャーレーベルと組むことも、大きな意味を持ちそうですね。

北村:そうですね。音楽的にすごいことが出来るんじゃないかという期待はダンサー側にもあるんですよ。ビクター所属のアーティストの方に楽曲提供やサウンドプロデュースしていただいてもおもしろいと思いますし。ダンサーって“いちばん大きい舞台がバックダンサー”みたいなところがあるんです。WEFUNKではダンサーも主役になれるし、そのうえでメジャーのアーティストと一緒にやれる機会があるとすれば、こんなにすごいことはないですよね。

ーー最後にこの先のWEFUNKの展望について教えてもらえますか?

北村:コンセプトやテーマに関しては、イベントのたびに考えていけばいいと思っています。そのうえでWEFUNKをどういうブランドにしていけばいいかというと、たとえば劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユのように、出演者のネームバリューよりも、その団体の名前でお客さんが来てくれるようにしたいんですよね。「WEFUNKのイベントだから行きたい」というのが前提で、出演者や内容はそのたびに違うという。

城田:加えて、劇団四季や宝塚には、メディアにはあまりでてこないのに、大ファンがたくさんいるというスターがいます。外からはわからないけど、いざ知ってみるとタレントの中に大きなヒエラルキーが形成されていて、そのトップに君臨しているスターがいる。WEFUNKもその形を作っていくために魅力的なキラーコンテンツを作ることが必要だと思います。現状、WEFUNKには“ダンスと生バンド”しか切り口がないんですよね。劇団四季さんの「ライオンキング」のように、誰もが知っているキラーコンテンツを作ることが大事なのかな、と。

北村:一般の音楽フェスに出たり、WEFUNK名義で他のエンターテインメントの関わっていくのもおもしろそうですよね。あとは“アイドルの曲”“アニソン”みたいにテーマを決めるイベントがあってもいいだろうし。

城田:ハロウィンをテーマにしたイベントのアイデアも出ているのですが、一般のお客さんも楽しめる空間を作って間口を広げていけたらなと。去年のイベントは過去最多の8回で、「WEFUNKもりあがっているな」という感じを出せたと思うんです。内容をどんどん更新していって、連続して集客できるようになることがいちばんの目標ですね。

ーーその最初のアクションが1月31日にZepp Tokyoで行われる「WEFUNK WORLD FSETIVAL vol.1」ですね。

北村:2015年度のシリーズの総まとめ的なイベントになります。WEFUNKならではのフェスにしたいですね。

(取材・文=森朋之/写真=竹内洋平)

WEFUNK 「Open the Door!!」

■イベント情報
「WEFUNK WORLD FESTIVAL」
1月31日(日) Zepp Tokyo
OPEN 17:45 START 18:30

■OFFICIAL WEB SITE
http://wefunk-world.com/

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