ASIAN KUNG-FU GENERATIONが舞台演出で表現した、“驚くべき未来”へのメッセージ

アジカン東京国際フォーラムライブレポ

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後藤正文(Vo&G)

 『Wonder Future』以外では、とりわけメッセージ性の強い楽曲ぞろい。「N2」などの楽曲をとおして、9.11から3.11、そして現在の政治情勢についてまで、1つのステージで体験できる。それは重すぎず、軽すぎず、むしろポップなエンターテインメントだった。本ツアーでアジカンは、ロックキッズに愛されるバンドでありながら、メッセージ性、密度の高い芸術性をも追求したバンドに“アップデート”した。それはフー・ファイターズやU2が、時代に合わせてファンに応えてきたのと同様だろう。ライブ表現においてもアジカンは、多くの人に愛され、若手バンドの目標のひとつとなってきている。

 エモーショナル感と、時代に合わせた順応性。本ツアーでより磨かれた彼らの持ち味は今後、海外ツアーで発揮される予定だ。そして来年は、バンド結成20周年。まだまだ隠れた魅力を発見できそうな彼らは今、新人バンドのようなみずみずしさで満ちている!

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喜多建介(G&Vo)
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山田貴洋(B&Vo)
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伊地知潔(Drums)

(文=梶原綾乃)

ASIAN KUNG-FU GENERATIONオフィシャルサイト

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