嵐・相葉雅紀がベンツCMで見せたエンターテイナーの顔 ライブでのダンス・パフォーマンスに期待高まる
嵐の相葉雅紀が、メルセデス・ベンツの新型「smart」のCMキャラクターに起用された。メルセデス・ベンツ日本のテレビCMに起用される初めてのタレントでもあるという。
同映像は、次々に行き交う車の中心で、相葉が楽しそうにダンスを踊りながら車を誘導するというもの。赤いシャツに黒のネクタイ、細身のパンツに身を包み、カジュアルなマイケル・ジャクソンといった出で立ちで軽快に踊る姿を見ていると、つい相葉のソロ曲を思い出してしまう。
これまで相葉は、レゲエ調からバラードまで、バラエティ豊かなソロ曲を各アルバムで披露してきたが、『僕の見ている風景』(2010年)に収録された「Magical Song」からダンス・チューンの路線を歩んできている。(参考:嵐・相葉雅紀はどんな音楽的挑戦をしてきた? バリエーション豊かなソロ曲を振り返る)EDMやドラムンベースなど、時代ごとの流行のサウンドを取り入れながらも、「Magical Song」以降は、全体的にR&Bやファンクの要素を取り入れた楽曲が多い。
『Japonism』収録の「Mr.FUNK」は、『Beautiful world』(2011年)の収録曲『「じゃなくて」』に通じるようなミドルテンポの楽曲で、ダイナミックなホーン隊のサウンドをバックに、途中ラップのパートをはさみながら展開するまさにファンキーな一曲。同曲の歌詞は、前作『THE DIGITALIAN』(2014年)収録の「Disco Star」も手がけたyouth caseが担当した。
前回のライブツアー『ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN』での「Disco Star」披露では、大勢のバックダンサーを従え、ユーモアのある振り付けと華麗なダンス・パフォーマンスでファンを魅了し、完璧な“Disco Star”を演じきった。新ソロ曲「Mr.FUNK」では、その“Disco Star”に“Mr.FUNK”が対抗するかのような歌詞フレーズが登場するなど、相葉のキャラクターにふさわしい遊び心のある楽曲に仕上がっている。
11月6日からスタートする『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』では、どのようなパフォーマンスが披露されるのか、とても気になるところ。『オリ☆スタ』(11/2号)のインタビューでも「おちゃらけた感じというか、マジメにふざけることが好きなんですよね。今年も、もう一回やりたいなって思っちゃった」と語っていたように、今回も楽曲から飛び出したキャラクターを演じるような、相葉のテンターテイナーとしての姿が期待できそうだ。CMでの相葉の活躍を見ながら、「Mr.FUNK」のダンス・パフォーマンスを目にする日を楽しみに待ちたい。
(文=竹上尋子)