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姫乃たまが綴る、初の単著 『潜行』への反響 地下アイドルの面白さは世間にどう伝播していく?

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 しかし、世間では地下アイドルにこのようなイメージは持たれていないようでした。秘密基地はただただ閉鎖的に見え、中でどれだけ楽しいことが行なわれているか見えないからです。私は、誰かが、もっと外の人達にもわかるように、地下アイドルの面白さを伝えられればいいのにと思っていました。そして想像していなかったことに私が、いくつかのネットサイトで文章を書く機会をいただきました。

 いざ機会に恵まれると、どのように書くべきか悩んでしまいましたが、地下アイドルの魅力のひとつに「頑張りすぎてる」ことがあると思いました。その滑稽にも思える愛嬌を伝えたくて書き始めたのが、おたぽるで連載し始めた「姫乃たまの耳の痛い話」と、この「地下からのアイドル観察記」です。いざ文章を公開してみると、地下アイドルシーンの実態は知られていないという自覚はあったものの、多くのひとにとって想像もしない世界だったらしく、予想を遥かに上回る反響があって驚きました。

 さらに驚くべきことには、私の地下アイドルに関しての文章がまとめられて、『潜行~地下アイドルの人には言えない生活』というタイトルで、一冊の本になったのです。

 出版してから最も驚いているのは、書店のサイン本が次々と売り切れていることです。地下アイドルはライブに行くと、物販で会話をすることができ、商品にサインをもらえるのが常識です。私も例に漏れず、書籍を物販していますが、ライブではなく書店でサイン本を買っている人がこれだけいるということは、面識のない人や、ライブは敷居が高いけど少し興味を持っているという人が購入してくださっていると考えられます。たしかに書籍に関する感想は、面識のない方からいただくことの方が多く、中には地下アイドルのライブに行ったことのない人もいました。驚きと喜びに、いまも襲われています。

 最近は手描きのポップを持って、書店さんにお邪魔する毎日です。『潜行』は、店によって置かれている棚が異なります。タレント本のコーナーは現在、AKB48の写真集ラッシュなので、四六判の『潜行』はなんだか肩身が狭そうです。これまで隙間産業を掲げて活動してきた私の分身みたいに思えます。

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