嵐・大野、Kinki・剛、NEWS・手越……歌ウマジャニーズの“発声法”を分析
声量とハイトーンボイスに定評があるNEWS・手越祐也
何かと世間の注目を浴びている、NEWSの手越祐也。今ではバラエティ番組でもその頭角を表し、高い視聴率を弾き出す存在にまでなった。方々で活躍をしている手越だが、その歌唱力も「一聴の価値あり」だ。
手越といえば、声量とハイトーンボイスが特徴的。増田貴久と活動をしているテゴマスでは、手越が高音パート・増田が低音パートを歌い、見事なハーモニーを紡ぎ出している。
声量をコントロールする鍵は、呼吸法とブレス。しっかりと腹式呼吸で息を吸い、喉を開けた状態で口内・頭・胸・鼻全ての空洞に声を響かせる。さらに、丁寧に息を吐くことでブレスのタイミングを正確に合わせることができる。これら2つが出来てはじめて、声量を増すことができるのだ。手越は、これらを見事に習得していると言っていいだろう。
『Myojo』2010年11月号には、「NEWSとしてデビューしてから2年くらい、歌唱力をつけるために自分で探したボイストレーナーの先生に個人的にレッスンをしてもらってたの」という手越の言葉も掲載されている。ストイックな彼の性格が、抜群の歌唱力を身につける動力になったのかもしれない。
上記で紹介した他にも、TOKIO・長瀬智也、関ジャニ∞・渋谷すばる、V6・坂本昌行、Hey!Say!JUMP・山田涼介、A.B.C-Z・橋本良亮、ジャニーズWEST・桐山照史など、歌が上手いと言われるメンバーが多々在籍しているジャニーズ事務所。端整な外見と多様な個性にプラスして、歌唱力に注目してみても「ジャニーズの世界」が楽しめるはずだ。
(文=高橋梓)