NEWS・加藤シゲアキの映画をJUMP・中島裕翔はどう演じるか 2人の共通点と表現の可能性
また、加藤と中島はいずれも文武両道の優等生タイプ。加藤が、もともと得意だった文章表現を磨いて小説家になったように、中島もカメラという趣味を持ち、今ではプロ顔負けの写真を撮るほどになっている。決しておごることはなく、自分ができることをコツコツと続けていくパーソナルなキャラクターが近しいという点も、今回の作品によい化学反応を見せるのではと期待できる。加藤が執筆した際、主人公に少なからず反映された加藤のナイーブな人間性を、中島なら忠実に再現してくれそうだ。
水面下でもがいてきた2人の才能が、大きく花開きそうな予感がする今作。ジャニーズにとっても、原作をタレント自身が手がけ、主人公を原作者と似た境遇の後輩が演じるというのは、総合エンターテイメントの新しい可能性を感じさせるものではないだろうか。主題歌がどうなるのかも含めて、2016年の公開(予定)を楽しみに待ちたい。
(文=佐藤結衣)