倖田來未、15周年記念ライブでシングル曲をノンストップメドレー 歌姫としての実力を見せる
倖田來未がファン10000人を無料で招待し、デビュー15周年突入を記念するライブ『Koda Kumi 15th Anniversary First Class 2nd LIMITED LIVE』を、12月6日に東京・STUDIO COASTにて開催、これまでの全シングル58枚より62曲を歌い上げた。
同イベントは、倖田來未オフィシャルファンクラブ“倖田組”から抽選で選ばれたファンが集まったということもあり、会場には背中に「KXVK(※最後のKは反転)」と、倖田來未の15周年を祝うロゴがプリントされたジャケット姿の女性の姿が目立つ。また、手には同じロゴが書かれた黄色のサイリウムを持つファンも多い。
会場の照明が落とされると、客席からは「くぅちゃん」コールが湧き起こる。ヒョウ柄のハットと、ヒョウ柄の十字架が描かれたTシャツ、赤のチェックの腰巻きに、ホットパンツ&ブーツという衣装の倖田がステージに登場すると、さらに大きな歓声が起こり、倖田はそのまま、初のデジタル・シングルであり最新曲となる「Dance In The Rain」を熱唱。ダンサブルかつエモーショナルなバラードに、さっそくファンは魅了された。
1曲目を歌い終えた倖田は、MCを開始。倖田にとってSTUDIO COASTは初めてワンマンライブを行った思い出の会場であり、15周年ということでちゃんと日本デビュー日である12月6日を押さえたということ。その日は全4公演で約1時間づつのライブとなり、最新曲から中期までの全シングル曲をメドレーで歌うバージョンと、中期からデビュー曲までの全シングルをメドレーで歌うバージョンがあることを説明。2回目となる本公演では、後者のセットリストを披露するという。また、ステージ上のモニターでは、過去のPVやお蔵入りしていた映像も流すとのことで、倖田は「今後一生見せたくない映像もあるけれど、倖田組のみんなだからアリっちゃあアリかな。だから笑わんといてね(笑)」と語り、ファンからは期待の歓声があがった。
ノンストップ・メドレーの1曲目は、2006年12月6日にリリースされた34枚目のシングル「Cherry Girl」。イントロが流れると思わず「懐かしい」とつぶやき、軽くステップを踏みながら歌い始める倖田。その後、「夢のうた」「人魚姫(『4 hot wave』収録)」「I'll be there(『4 hot wave』収録)」と、マキシシングルも含めた表題曲をリリース順に遡って次々と披露していく。「恋のつぼみ」を歌った後は、PV撮影のメイキング映像がモニターに流れ、当時の倖田の素顔が映される。その後「Someday」では、コール&レスポンスが起こり、エキゾチックな曲調の「Candy feat.Mr.Blistah」では妖艶な歌唱を披露。「Shake It Up」ではファンたちが合唱する一幕もあり、倖田の楽曲群が多彩であることに改めて気付かされるステージングだ。また、スタイリッシュなPVの数々に、ファッションアイコンとしての存在感も感じさせられる。