EXILE、増員戦略でセールス倍増 総帥HIROの次なる一手とは?

参考:2014年07月21日~2014年07月27日のCDシングル週間ランキング(2014年08月04日付)(ORICON STYLE)

 今週のオリコン週間シングルランキング1位は、19人体制となった新生EXILEの第1弾シングル「NEW HORIZON」。初週14.8万枚を売り上げ、第四章のスタートを華々しく飾った。

 しかし、実は、去年以降EXILEのセールスは低下傾向にあった。初週50万枚を超える大ヒットを記録した昨年4月の『EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~』以来、昨年6月の『Flower Song』は売上枚数約10.7万枚、9月の前作『No Limit』は約7.5万枚。もちろん売上枚数がツアーのチケットに左右されるという独自の事情もあるのだが(参照:http://realsound.jp/2013/07/exile4.html)、それにしてもこの長期低落傾向を前にグループを率いるHIROは現状を打開する必要性を強く感じていたはずだ。そこで、今回のタイミングで新メンバー5名が加入。セールスは倍増し、グループのテコ入れを図ったその方策は成功を果たしたことになる。

 ちなみに、ネットジョークには「EXILEがこのペースで増え続けると……?」というネタがある。2001年に6人でデビューしたEXILEは、2006年の「第二章」で7人、2009年の「第三章」で14人、そして2014年の「第四章」で19人となっている。このままの割合で増え続けると、数十年後に1万人を超え、およそ100年後には日本の男性総人口を超えてしまう、というネタだ。もちろん笑い話なのだが、実はここ最近のEXILEの展開はリアルにこれをなぞりつつあると言えなくもない。

 というのも、最近彼らは「EXILE一族」を名乗り始めているのである。まず本体のEXILEは「EXILE ATSUSHI」や「EXILE HIRO」などメンバーの苗字に「EXILE」が付きラモーンズ化。さらには、勢力拡大著しい弟分の三代目J Soul BrothersやTHE SECOND、GENERARIONSなどのメンバーと合体し、「EXILE TRIBE」としての活動も活発化している。

 そして、8月20日にはこのEXILE TRIBE名義でのシングル「THE REVOLUTION」もリリースされる。ミュージック・ビデオを見ると、今回の「NEW HORIZON」と同じ世界観を持ったもののようだ。

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