A.B.C-Z・塚田僚一、グループを支える高い運動能力 天然キャラに隠されたストイックさを読む
これまでのジャニーズアイドルというと、キラキラな王子様なイメージが強い。だが、そのイメージを大きく変えるのはA.B.C-Zだ。もっとも得意とするのはアクロバットで、オリジナルの巨大セットを用いて回転したり、フライングしながら玉乗りをしたりと、サーカス団ばりのパフォーマンスを見せ、観客を圧倒させるのだ。
また、彼らのDVDはワンカメノーカットで収録されることが多く、リリースを重ねるごとに技術が高まっている。音楽番組に出演した際も、楽屋からスタジオへとストーリー性を持ってダンスをしてみせる。カメラワークを知り尽くし、どう見せるかを考えた上での演出。まさにパフォーマーのプロ集団。
さらに、現在のレギュラー番組『ABChanZoo』では、サメと戦ったり、サービスエリアのグルメを食べ尽くすなどお笑い芸人真っ青な活躍ぶり。5人が一生懸命に取り組む様は、ジャニーズという肩書きに頼らない男たちのチャレンジという意気込みを感じさせる。だが、その中でもエンジン全開なのが塚田僚一だ。
彼はもともとオリンピックを目指していたほど器械体操のスキルが高い。コンサートの花道を連続バック転で渡りきるという大技もこれまで披露してきた。A.B.C-Zが繰り広げるアクロバットの質を、根本から支えているのは、塚田である。
一方で、彼の天然キャラも他を圧倒している。新作DVD『Legend Story』では、ファン1200名と共に収録した。そのメイキングには、ファンの前で真剣に映像チェックをするメンバーにちょっかいを出して、会場を楽しませる彼の姿が。