SMAPの楽曲を支える作家陣、その顔ぶれの傾向は? 最新作ではMIYAVI、中田ヤスタカ起用
SMAPがおよそ3ヶ月ぶりとなる通算53枚目のシングル『Top Of The World/Amazing Discovery』を7月16日にリリースする。ダブル・タイアップ、両A面シングルとなる本作。「Top Of The World」は現在放送中の「SMAP×SMAP」テーマソング。一方「Amazing Discovery」はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開業以来初となるテーマソングに決定、16日から放送されているCMにも起用されている。そして、それ以上に注目なのが両曲を制作した作家陣。「Top Of The World」はいしわたり淳治が作詞、作曲をMIYAVI、編曲をCMJKが担当 。「Amazing Discovery」はCAPSULEの中田ヤスタカが作詞・作曲・編曲を手がけており、本作は今をときめくトップクリエイターが集結して完成した作品なのだ。
普段は裏方としてアーティストの影に隠れる作家陣。しかしジャニーズグループ、とりわけSMAPを手がけているのは実力派のそうそうたる面々だ。1991年のデビュー曲「Can't Stop!! -LOVING-」以来、初期SMAPの楽曲を支えてきたのは作詞家の森浩美と作曲家の馬飼野康二。10枚目のシングル「$10」まで、実に8枚ものシングルがこの二人の手によって制作された作品である。その後はCHOKKAKUが作曲や編曲を担当した楽曲の割合が増えるようになり、1995年にはアルバム「SMAP 007 Gold Singer」をリリース。ブレッカー兄弟やオマー・ハキム、ウィル・リー他、ジャズ〜フュージョン界隈のトップミュージシャンが奏でる豪華極まりないサウンドは当時SMAPに関心のなかった音楽リスナーの間でも話題となった。この流れは翌年リリースのアルバム「SMAP 008 TACOMAX」にも引き継がれ、アルバムに参加したミュージシャンは後にSmappies名義でSMAPの楽曲をカバーしたインストアルバム「SMAPPIES Rhythm sticks」「SMAPPIES II」をリリースしている。