7!!が潜在的に持つリズムセンスとは? 楽曲とアレンジ、各プレイヤーの演奏から分析

“静”から“動”のコード進行を効果的に活用した「フォーリン・ラブ」

「AメロとBメロの関係に特徴がある曲ですね。AメロをFとDmの2コードの繰り返しで静的にすることで、Bメロの『Bb→C→Dm』という鉄板の盛り上がり進行が、より動的に、物語が動き始めたという効果を生んでいます。また、2番ではAメロのボーカルを崩して、語り調にしていることも『Bメロの「広い世界」待ち』の感覚を強めています」

歌メロやオブリガードを担うベースに注目「弱虫さん」

7!! – 「弱虫さん-7!! Ver.-」(Seven Oops – Yowamushi San)short ver.

「サビのボーカルと、イントロや間奏のコーラスで同じフレーズを繰り返すことで、曲のテーマを印象づけています。そして、サビの2ビートのドラムパターンに対する位置取りといい、この曲はベースのKEITAさんのセンスが発揮されています。ギターがバッキングに徹しているので、ボーカルに対する裏メロやオブリガードはほとんどベースでやっています。ベースブーストして聴いてみると、曲の構造がよくわかりますね」

バンドが潜在的に持つリズムセンスが光る「ReReハロ~終われそうにない夏~」

7!! × 南塔子 – 「ReReハロ~終われそうにない夏~」(Seven Oops – ReRe:hello)Short ver.

「イントロ同様、Aメロも音数が少なく、夏休みの学校の校舎のような静謐な雰囲気を作っていますが、注目なのはバンドインした4小節です。シンセサイザーのキャッチーな旋律もテンションが高くて耳を引かれますが、何よりドラムとベースのグルーブ感がこの曲に深みを与えています。MAIKOさんの普段のドラムパターンは、やや変則的なものが多いのですが、このセクションでは70年代後半のディスコチューン的なパターンです。王道的パターンであるにも関わらず新鮮さがあり、リスナーを躍らせるビートを刻んでいます」

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