壇蜜が演技と音楽を語る「FNS歌謡祭で歌った後、私は日本で一番震えている女だった」
――Only Love Hurtsによる主題歌『愛のキサナドゥ~地球防衛未亡人のテーマ』が、最後をドラマチックに締めくくってますね。
壇蜜: SFの映画なのに、理想郷について歌われているのが印象的でした。怪獣を倒すことで今住んでいる世界を理想郷にしたいのか、それとも怪獣を倒して正義の味方として認められたいのか。もし怪獣を倒してしまったら、彼女はもはや必要とされなくなるかもしれない。彼女にとっては、もしかしたら正義の味方として必要とされている状態こそが理想郷なのかもしれない。必ずしも争いのない平和な世界で、何にも困ってない世界が理想郷とは限らない−−−そんなことを色々と考えさせられましたね。
――なるほど。ところで、普段はどういった音楽を聴いているんですか。
壇蜜:カーペンターズとかが好きですね。音楽の趣味に関しては、祖母とか母の影響がすごく強いんです。だから洋楽も一昔前のものが好きだったりします。最近はマネージャーさんの車でかかっている音楽をよく聞いたりしているうちに、洋楽が好みになっている感じですね。Phoenixとか、TOYなんかを聴いています。ただ、PhoenixとTOYの曲をごちゃ混ぜで聞くと、どっちがどっちだか、未だによくわからなくなりますね(笑)。あとはDaft Punkとか、DEVOなども聴いていました。
――エレクトロみたいなものも好きなんですね。先日は『FNS歌謡祭2013』で生歌を披露していました。
壇蜜:それはもう、言わない約束です(笑)。ちょっとあれですね……猪瀬さんの次くらいに謝罪が必要ですね、私。あの放送の後、3万件くらいツイートがあったっていうのを聞いて震えました。たぶん私、そのとき日本で一番震えている女だったと思います(笑)。
――選曲も素晴らしかった。
壇蜜:やっぱり『先生』っていうだけあって、谷村さんはこんな素人でもちゃんとお相手してくださったので、それだけで有り難かったです。でも、もういいです。もういいでしょう。もうたくさんですよ(笑)。
――本日はありがとうございました。
壇蜜:えっこれで終わるの? これで締めくくるの嫌なんだけど、私(笑)。
(取材・文=編集部/写真=竹内洋平)
■関連情報
『地球防衛未亡人』
2014年2月8日(土)角川シネマ新宿より順次公開。
Only Love Hurts(旧面影ラッキーホール)オフィシャルHP
■イベント情報
『WWW presents O.L.H. と stillichimiya』
日程:2014年2月1日
場所:渋谷WWW
Only Love Hurts は2014年2月1日渋谷WWWにて田我流が所属するstillichimiyaと異種ライブを開催。
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