さんみゅ~が語る"名門復活"への意気込み  「世界中の人に愛されるアイドルになりたい」

 80年代に松田聖子や早見優、岡田有希子らを輩出した名門サンミュージックグループが、21年ぶりに8人組のアイドルグループを手がけた。「さんみゅ~」と名付けられたそのグループは、今年1月に岡田有希子の『くちびるNetwork』のカバー曲でデビュー。往年の名曲をライブなどで次々とカバーして新旧のアイドルファンから注目を集め、満を持して11月20日、グループ初となるオリジナルシングル『これが愛なんだ』をリリースする。「21世紀最初の純白アイドル」をキャッチフレーズにするさんみゅ~の素顔、そして目指すアイドル像とは? メンバーの京極友香、小林弥生、西園みすず、山内遥の4人に話を訊いた。

レコーディングで感動して泣いてしまった

――4枚目のシングル『これが愛なんだ』は、今までカバー曲をやってきた中で、初めてのオリジナルシングル。レコーディングをやってみてどうでした?

山内:この歌は、初めて聴いたときからストレートに歌詞が入ってきました。レコーディングでも歌い出しから泣いてしまって、なかなか進みませんでした。

――歌い出しから泣くとは......曲に感動した!?

山内:今の私たちを歌っているような歌詞で、どんなにうまくいかなくても、家族や応援してくれるファンのみなさんはいつも笑顔でいてくれることへの感謝の気持ちが詰まっていて、本当に素敵な曲で、泣いてしまいました。

京極:実は不安もありました。今までのカバー曲では、原曲を知っている人もいるじゃないですか?この曲は、私たちが初めて歌うので、これを通して私たちのことを知っていただけることは嬉しいけれど、まだ名前も知られていない私たちなので......。ストレートで素敵な歌詞なので、レコーディングでは感情が自然と出せたと思います。あと、どこか懐かしい曲なので、今までカバーをやってきた私たちだからこそ歌えたんじゃないかと。

小林:ライブで、歌っている私たちは感情が入って泣いてしまったりしますけど、ファンの方も握手会で「聴いていて泣いちゃった」「心にグッときた」と言ってくださったりしました。私たちにとっては応援してくださるファンのみなさんに対する愛を込めた曲なのですが、ファンの方からすると、その人にとっての大切な人、応援してくれる人のことを思い起こしたり、違った解釈ができるのかもしれません。そう言っていただけたことはすごく嬉しかったです。

西園:これまでカバー曲を歌ってきて、曲のパワーってすごいなって思っています。この「これが愛なんだ」も、そんな名曲達に肩を並べられるような曲だと思っているので、この曲を少しでもたくさんの人に聴いてもらえるように頑張ります。

――前に出した『くちびる Network』あたりもすごくいい曲だけれど、楽しい感じのアレンジだったから、この曲は今までで一番泣ける曲かもしれませんね。

西園:振りつけも今までと違ってシンプルなので、逆にライブでどう見せればいいのか不安だったんですけど、体が動くまま、気持ちのままに歌っている方が伝わる曲だと思います。

山内:ミディアムテンポでゆったりした感じなので、ファンのみなさんにも曲が入りやすいかなと思います。

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