SixTONES ジェシー、『キワドい2人』で俳優業でも頭角を現す 人を惹き付ける“引力”とは?

SixTONES ジェシー、俳優業でも活躍

 山田涼介と田中圭の異母兄弟役が話題の『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系、以下『キワドい2人』)。2人が所属する池袋署刑事課・強行犯係において、抜群のスタイルと異質なキャラクターで、独自のオーラを放っているのが諸星一朗役のジェシーだ。

 ジェシーは、2020年1月にSixTONESのメンバーとしてメジャーデビュー。ジャニーズJr.時代にも若い世代を中心に人気を集めてきたが、デビュー前後から音楽番組にバラエティ番組にと休む間もなく出演を続け、現在に至るまでにお茶の間の知名度をグンと上げた。

 本業のアイドルとして歌い踊る彼は、体格を活かしたダイナミックなダンスに加え、繊細かつ美しい声で低音から高音までを歌い分ける実力派。一方、トーク場面でちょこちょこと覗かせていた“やんちゃさ”が、バラエティ番組で大爆発。十八番であるドナルドダックのものまねを皮切りに、MCからの無茶ぶりだってなんのその。持ち前の対応力と人懐っこさで、番組を盛り上げる姿もおなじみになった。

 『有吉ゼミ』(日本テレビ系)では、滝沢秀明の後を継ぎ、ヒロミの弟子として「八王子リホーム」コーナーに出演。物怖じしない強気の発言があったかと思えば、ヒロミに叱られ「スミマセン」としょんぼりしたりと、いつでも素直な姿に好感が持てる。アイドルとしても、またバラエティにおいても、大きな振り幅を持っているのがジェシーの強みだろう。

 そんなジェシーが、役者として新たなギャップを披露しているのが『キワドい2人』。演じる諸星は、キャラクター紹介に“交番勤務から即刑事課に配属された優秀な若手。冷静に物事を見ることができ、飲み込みと対応能力が早い”とあり、クールに捜査を進める姿は、これまでの彼とは異なる魅力に満ちている。

 また第2話で“猿の血”を頼りに事件解決をねらう「モンキーブラッドプロジェクト」を「モンブラン作戦」と称した黒木(田中圭)に対して、諸星が「モンブラ“ン”じゃなくてモンブラ“プ”が正解です」と真面目に指摘したことで、シーンはコミカルな空気へとガラッと転換。さらに作戦決行の場面でも、作戦の要となる“血清をぶちまける”という大役を担うなど、少しずつ存在感を増している印象だ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる