それなりに的を射ていないわけでもない考察だと思いましたが、
「それが本物の家族であれ、疑似家族であれ」といういい方にはかなり引っ掛かりを覚えました。
地方や、あるいはテレビ局職員の多い高所得者層にはあまり体感できないかもしれませんが、私の住む地域は、例えば小学生の保護者を見渡してみると、離婚していおらず血のつながっている両親の家庭を探すほうが難しい、という状況です。
日本人同士ではない親を持つ割合が平均で2割を超える小学校も近くにあります。
離婚者同士が再婚して、血のつながらない子供を持つ家庭が当たり前のように周りにいます。
保護者会にでれば10人の参加者のうち連れ子家庭が半数以上、ということもありました。
そのようななか、本物の家族、疑似家族、といういい方は何とも現実とかけ離れ残酷なものの言い方に聞こえます、
連れ子同士ならともかく、中にはたらいまわしにされ現在の両親どちらとも血がつながっていないお子さんすらいますが、それは疑似家族ですか???

言葉の持つ冷酷さ、残酷さ、ナイフのように突き刺さる威力、そこをもう一度考えていただきたい。

現実はドラマをはるかに凌駕しており、疑似家族なんて言われた日には、怒りを覚えます。
血がつながっていようがいまいが、家族として成立していれば家族なんですよ。
疑似というのは、家族として成り立っていない関係のことをいうものだと、物書きであればしっかりと切り分けして書いていただきたい。