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『おそ松さん』全裸を超えた赤裸々展開に 第2話「祝・就職!!」「超洗剤」のブラックユーモア

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 「俺たち6つ子とは言ってもさ、人間は人それぞれなんだね~」。TVアニメ『おそ松さん』(テレビ東京ほか)第2期の第2話「祝・就職!!」「超洗剤」が、10月9日深夜に放送された。

※以下、ネタバレあり

 第2話では、彼ら6つ子の全裸姿を終始観ていたのでは? と錯覚するほど、全裸率が高い。やはり、アニメ『おそ松さん』はキレッキレに“攻め”ている。深夜アニメとは言えども『おそ松さん』以外で、こんなにも成人男性(しかも6人)の全裸姿を地上波で観ることが近年あっただろうか……。さらに、『おそ松さん』は“全裸”をも超えてきたのだから、その突拍子もない発想力には否応無く腹筋を崩壊させられる。そう、ある意味ではこれ以上に赤裸々なものはないと言えるほどに、彼らの全てを晒け出してきた。ついに“全裸”をも凌ぐ、彼ら6つ子の真(芯)の姿を披露したのだ。

 発明家博士・デカパンがインベンションした“超洗剤”と呼ばれる「世の中のどんな頑固な汚れもたちどころに消してしまう魔法の洗剤」。これをお酒と勘違いし、誤って飲んでしまった6つ子たちは、徐々に身体が透け始め、ついには消え去って……ではなく、内臓と脳みそ、目、眉毛、血管、神経など身体の内側(眉毛以外)だけとなってしまう。これは、彼らの外側が“汚れ”であったことを示しているのだろうか。中途半端に消させれてしまった6つ子たちは、大混乱。透明人間にもなれず、元の姿にも戻れずに途方に暮れる。

 そんな中、トド松が「ねぇ、みんな見て! おそ松兄さんの内臓!」と声を張り上げる。「なんか全体的にだらしなくない? 内臓がやる気ない」と辛辣なコメントを。そこから彼ら一人ひとりの“中身”についての言及が始まる。内臓がお手本のようにちゃんとしているチョロ松は「内臓がつまんない」、カラ松は「心臓がミラーボール」、内臓が笑っている十四松は「内臓まで十四松」、心臓がないトド松は「大事なハートをどこかに落としてきた」とそれぞれのキャラクターに合った中身であることが伺える。

 だが、これまで危険人物として描かれてきた一松の心臓には、ワレモノ注意の文字が。これには兄弟たちも驚き、「こいつ普段闇のオーラ放ってるけど、本当は傷つきやすいのかな?」と推測。それと同時に、一松の心臓にヒビが入るのだった。実に、彼ら6人の特徴を端的かつユニークに表現している。加えて、オチとして“想像していない何か”を、毎回のように入れてくるのだから視聴者を飽きさせない。ビジュアル的にはそこまで大差ない6つ子たちだが、「俺たち6つ子とは言ってもさ、人間は人それぞれなんだね~」という台詞にもあるように、こういう遊び心があるからこそ、一人ひとりのキャラクターが明確に際立つ。

 さて、結末としては6つ子のビジュアルが変わっていても誰にも気づかれないという、ブラックユーモアなのだが、まるで“あなたが気にしているほど、あなたのことは誰も見ていない”という自意識の過剰さや、“人は他人に対して無関心である”という現代の人間関係を象徴しているようにも受け取れる。さらに「祝・就職!!」では、6つ子たちが“ネット配信”でお金を稼ごうとするのだが、結局うまくいかず……という、これまたユーチューバー(Youtuber)と呼ばれる職業ができたり、USTREAMやニコ動がきっかけでデビューする者が出てきたりする現代の世相を反映した内容になっていた。

      

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