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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

「ティーンアニメ映画の時代」到来!? 『聲の形』、少ないスクリーン数で異例の大ヒット!

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 シルバーウィークの前半戦となった先週末の動員ランキング。土日2日間で動員80万人、興収10億7600万円と、相変わらず圧倒的な強さの『君の名は。』はこれで4週連続1位。公開からまだ1ヶ月足らず、25日目の9月19日の時点で動員698万人、興収91億円を突破している。

 『君の名は。』に関しては、先週東宝の関係者(古澤佳寛氏)から非常に興味深いツイートがあった。いわく「『君の名は。』は正月映画が一本増えたつもりで年明けまで全力でいく」「DVD/BD(のリリース)は早くても来年春、遅かったら夏になるかも」とのこと。つまり、今週中にも100億の大台を超えるのは確実な情勢の『君の名は。』だが、3ヶ月以上先の正月興行まで見据えてこの先も「全力でいく」という号令が東宝社内でかかったということ。ここにきて、テレビのニュース番組などでの新規露出が増えているのも、その「全力」の一環だろう。とりあえず、この先どんなことがあっても、洋画邦画合わせての「本年度ナンバーワン作品」になることは確実だ。

 邦画では吉田修一原作、李相日監督によるオールスターキャストの力作『怒り』、洋画ではスティーブン・スピルバーグ監督にとって久々のファンタジー系実写作品となる『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』と、注目作の公開日が重なった先週末だが、新作で最も動員を集めたのは初登場2位の『聲の形』。300スクリーン前後の規模の公開作がずらりと並んだトップ10作品の中で、唯一、その半分以下となる121スクリーンで、土日2日間に動員20万人、興収2億8300万円という成績を残した。各シネコンの館割りをリサーチしてみると、大きなスクリーンは軒並み『君の名は。』や『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』に占拠されていたので、スクリーン数の少なさだけでなく、客席のキャパシティ的にもこの数字は大健闘。2日間、ほとんどの上映館でほぼ満席状態が続いていたことになる。

      

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