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97年生まれのブレイク有力株 高月彩良が『重版出来!』で見せた演技の“実力”は?

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20160518-takatsuki-main.jpg高月彩良オフィシャルブログ「brilliant.」

 毎週火曜22時に放送されているドラマ『重版出来!』。漫画雑誌の新人編集者を主人公に、出版物に携わる人々の物語を描き出す中で、やはりドラマの中枢に大きく働きかけているのは、漫画家たちの姿である。第1話では小日向文世演じる大御所のスランプを描き、第2話では前野朋哉演じる新進漫画家のブレイクを後押しし、第3話では人気絶頂の漫画家と打ち切りを言い渡された漫画家を対比するように描き出していた。そんな中、第4話からは漫画家を志す若者たちの姿が描き出されはじめる。

 持ち込みで認められた中川大志演じる大塚シュートは、一気に単行本化まで漕ぎ付ける。また、天性の才能を持っていると見込まれながらもすこぶる作画が下手な中田伯(永山絢斗)も、黒沢の手厚いサポートによって新人賞を獲得するまでに上り詰めた。しかし、このドラマで唯一の女性漫画家として登場する東江絹は、黒沢からのサポートの半ばで、夢を追うことへの壁にぶち当り、黒沢と同じ編集部にいる安田顕演じる“新人ツブシ”の異名を持つ安井から依頼されたコミカライズの仕事を請け負うことを選ぶのだ。

 この東江絹を演じているのは現在18歳の高月彩良である。彼女は10歳の頃にスカウトされ芸能界に入ると、11歳で初めて出演した民放連ドラで演じたのが、なんと岡田将生の幼少期の役という、あまり類を見ない女優キャリアのスタートを切った。その2年後に同じ事務所の桜庭ななみらと共に「bump.y」を結成。アイドルグループではなく“歌って演じる集団”をコンセプトに、女優業と歌手業を兼任する。「bump.y」時代にはいくつかのドラマや映画に端役として出演することばかりであったが、2014年のグループの活動終了後、急速にブレイクを果たすこととなった。

 そのブレイクの火付け役となったのが、2014年夏に公開されたスタジオジブリの『思い出のマーニー』だ。のちにアメリカのアカデミー賞で長編アニメーション賞候補となる同作で、高月は喘息の療養で田舎町を訪れ、湿地に佇む屋敷で金髪の少女・マーニーと出会う内気な主人公・佐々木杏奈を演じている。感情を表に出さず、落ち着き払った12歳の少女の役を初声優ながらも好演しているのだ。初めての声優業がスタジオジブリ作品で、しかも若手女優の中でも人気筆頭株の有村架純とのダブル主演は、グループ卒業後の最初の仕事としては充分すぎるスタートとなった。

 男役から歌手、そして声優と、あらゆる経験を積み、ようやく最近になって女優として本格化し始めている彼女の最大の強みは、実年齢以上に大人びた印象を受けるルックスだろうか。注目の若手俳優たちが一堂に会したSF映画『ストレイヤーズ・クロニクル』では、狙った相手を麻痺させ、キスで毒を流し込む能力を持つ女性を演じ、女性メインキャストの中で最年少とは思えない、独特な魅力を放つ。さらに、昨年暮れにドラマで放送され、今年2月に劇場版が公開された『黒崎くんの言いなりになんてならない』では、小松菜奈演じる主人公・赤羽由宇の親友で、“黒悪魔”に想いを寄せる芽衣子を演じている。少女漫画のヒロインを演じるタイプではないが、ヒロインを支えて後押しする役柄というのは、実にハマリ役である。

      

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