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D.O.A.の情報

(ディー・オー・エー)

カナダのパンク・バンドといったら、まずD.O.A.である。誰にも異論はないだろう。78年初頭の結成以来ヴァンクーヴァーを拠点とし、西海岸を始めアメリカでも積極的にツアー展開するなど、リーダーのジョーイ・シットヘッドを中心にコンスタントに精力的な活動を続行。01年には日本ツアーが実現した。
レコードとしては78年に、D.O.A.の自主レーベルの<SUDDEN DEATH>から、デビューEP「Disco Sucks」をリリース。イギリスの骨太のパンク・ロックからの影響を感じさせる音も新鮮だった。なお当時のドラムは、後にブラック・フラッグ、ダンジグ、ソーシャル・ディストーションで叩くチャック・ビスキッツだ。80年には実質的な1stアルバム『Something Better Change』、そして翌年には『Hardcore 81』を発表する。——『Hardcore 81』というタイトルは象徴的だった。D.O.A.の音を表現するためハードコアという言葉が使われたのだ。いずれにしろ、D.O.A.ははっきりとハードコアを宣言した。
ただし、D.O.A.の音楽性が、ツー・ビートで走る曲が中心のいわゆるハードコア・パンクのスタイルかと言えば、否である。紆余曲折を経ながらも結成時から一貫して、ゴツゴツの熱いロックンロールが加速したサウンドだ。必ずしも速ければいいというわけではなく、従来のパンク・ロックがハードになったものがハードコアなのだ。そして激しさに加え、深みと旨みもD.O.A.の音の凄さである。またD.O.A.がハードコアと呼ばれるのは、大上段に構えたりはしないのだが実はポリティカルな姿勢をもっていることも大きい。
88年には、元デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラとのコラボレーション作『Last Scream Of The Missing Neighbors』を発表。そういえばD.O.A.は、ビアフラのレーベルの<ALTERNATIVE TENTACLES>からよく作品をリリースしていた。(行川和彦)

制作協力:
OKMusic

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