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2ndアルバム『SUE』インタビュー

ROLL-B DINOSAUR 織田&ユカイが語るロックンロール論「ブルースをベースにした音楽をエンターテインメントに」

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 歌とブルースハープが、自分のスタイルになってる(ダイアモンド✡ユカイ)

ーーユカイさんの作詞作曲のよるロックバラード「アナスタシア」もアルバムのポイントだと思います。

織田:そう、「アナスタシア」があるからアルバムが締まっているんです。この曲にはシンガーとしてのダイアモンド✡ユカイがしっかり存在しているので。

ユカイ:「アナスタシア」を織田さんが気に入ってくれたのはすごく嬉しかった。ただ、この曲にはキーボードが入っていて。

織田:俺がオルガンとグロッケンを入れたからね。

ユカイ:織田さんのなかには「ライブはサポートミュージシャンを入れないでメンバーだけでやる」という鉄則があるみたいだから、ライブでやるときはどうするのかな? というのがあるけどね。

織田:いろんな形があると思うけどね。俺がエレピを弾いてもいいだろうし。

ユカイ:あと、この曲にはハーモニカも入ってるんだよね。歌い終わった後の余韻に浸りたいところなんだけど、エンディングまでずっとハーモニカを吹かないといけないっていう。

織田:それはしょうがないよ。ユカイくんのハーモニカがすごくいいんだから。

ーーユカイさんはブルースハープのイメージも強いですからね。

ユカイ:そうかもね。歌とブルースハープというのが、自分のスタイルになってるというか。自分が憧れてきたロックシンガーも、みんなブルースハープを吹いてるんだよ。ミック・ジャガー、スティーブン・タイラー、ロジャー・ダルトリーもそうだし。

織田:ロバート・プラントもね。

ユカイ:あとはThe Yardbirdsのキース・レルフも。ハープを吹いてロックを歌うというのが当たり前だったんだけど、俺はそれを引き継いでるんだよね。いま、そういうタイプのロックシンガーはほとんどいないけど。

織田:断絶しちゃってるよね。

ーーROLL-B DINOSAURの音楽性の軸になっているブルース経由のロックンロールも、いまの日本にはほとんど存在しないですからね。

織田:まさにそれをやりたかったんだよね、俺たちは。ブルースをベースにロックンロールをやりたいし、その伝統をちゃんと引き継いでいきたいので。ただ、渋くやるのは違うと思っていて。

ユカイ:うん。

織田:ミック・ジャガー、ロッド・スチュワートもそうだけど、ブルースをベースにした音楽をエンターテインメントに出来るシンガーを見て育ってるからね、俺たちは。それを実現できるシンガーはユカイくんしかないでしょ。

ーーROLL-B DINOSAURは織田さんのギタープレイが楽しめるバンドでもあります。ユカイさんはギタリストとしての織田さんをどう感じていますか?

ユカイ:織田さん自身は、こういうロックンロールバンドをやってきた人ではないんですよね。ソロとしてはジェームス・テイラーみたいなタイプのアーティストというか。でも根底には、ものすごくロックギタリスト的なものがあるんだよ。そんな織田さんがロックンロールギターを弾いているのは、それを知らない人からするとすごく新鮮だし、それはリスナーにも伝わっているんじゃないかな。

織田:もともとプロのギタリストになりたいと思っていたし、ロックンロールのギターを弾きたいと思っていたんですよね。だけど自分で歌うときはアコギやピアノの弾き語りみたいな地味な方向へ行きがちだし、本当は人前に出るのも好きじゃないんです(笑)。歌い始めた頃なんて、MCもまともにできなかったから。

ユカイ:俺もそうだよ。昔はしゃべるたびに問題発言ばかりだから、「MCしないほうがライブが上手くいく」って思ってたよ(笑)。「暴言野郎」(『SUE』収録楽曲名)だね(笑)。

織田:それでも人の目を引き付けるわけでしょ? バンドのボーカリストはエンタテインメントの才能がないとダメなんだけど、俺はそうじゃなくて、ただ音楽が好きだったんです。だけどロックギターはずっと弾きたいと思っていて……。相川七瀬のプロジェクトも、俺がギターを弾きたいから始めたところもあったんだよね。

ユカイ:ハハハハハ! 

織田:「SWEET EMOTION」(相川七瀬)なんて我ながらいいギターを弾いてるなって思うけど、相川の場合は(プロデューサーが)本人の横でずっとギターを弾いてるっていう見え方も良くないと思って。だけど「ギタリストとしてバンドをまとめたい」という気持ちはずっと持っていたし、それがユカイくんとROLL-B DINOSAURを結成した理由でもあるんです。

ーー10月後半から11月にかけてアルバム『SUE』リリース記念ライブ『ROCK’N’ROLL BOUT』が開催されます。

織田:いいアルバムができたと思っているし、若い人たちにも聴いてもらって、ライブにも来てほしいね。

ユカイ:That’s right!! 聴いてもらわないと何も始まらない。新しいバンドだし、ライブに来てもらうというのはかなりハードルが高いと思う。それをどう超えていくかっていうのが、今後のテーマかな。聴けば「いいな」と感じてもらえる自信はあるよ。一緒に盛り上がりたいね。

(取材・文=森朋之)

『SUE』

■リリース情報
『SUE』
発売:2017年10月11日(水)
価格:¥3,000(税抜)
01. Neverending Dream
02. Mr.カサノバの恋の手ほどき
03. ガンガン
04. MY BABY BLUE
05. はずれクジ
06. Interlude
07. アナスタシア
08. 暴言野郎
09. 石ころの唄
10. の~まる
11. DIRTY OLDMAN BLUES

■ライブ情報
『アルバム『SUE』リリース記念ライブ『ROCK’N’ROLL BOUT』』
10月27日(金) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
11月17日(金) 横浜BAYSIS
11月24(金) 新宿ReNY
12月21日(木) 大阪SOMA
12月22日(金) 名古屋 ReNY limited

オフィシャルサイト

      

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