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清水翔太が持つ、クリエイティブ能力の高さーー“つくってみた”動画を元に考察

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 清水翔太が10月25日にオンエアされた音楽番組『Good Time Music』(TBS系)に出演。そこでみせた彼の持つクリエイティブ能力の高さが話題になっている。

 『Good Time Music』は、及川光博とAmi(E-girls/Dream)が司会を務め、毎回様々なゲストを「プレイリスト」形式で紐解いていくもの。今回の放送では、作詞・作曲・編曲まですべてを1人で完結できる清水が、誰もが知っている名曲をリアレンジし、YouTubeへ定期的にアップしているという“清水翔太のつくってみた”が紹介された。スタジオでは、MCのAmiが所属するE-girlsの「Follow Me」を彼なりの解釈でメロウに再構築したバージョンを披露してみせ、そのクオリティの高さにAmiは「かっこいい! こんなに悠々と本家を越えられたら困るんです!」と驚きを隠せないようだった。なお、同曲の“つくってみた”映像は、清水のYouTubeオフィシャルチャンネルにて放送後に公開された。

清水翔太のつくってみた E-girls「Follow Me」

 清水はライブでもリクエストコーナーとして即興でカバーソングを披露しており、この放送ではその様子をスタジオで完全再現。及川が「ソウルやR&Bとかけ離れたものを!」と「となりのトトロ」をリクエストし、清水が見事にアレンジしてみると、及川は「日本語がわからない人が聴いたら泣ける」と高い評価を寄せた。また、サバンナ高橋茂雄が「古いものを」とリクエストした「恋に落ちて」を再構築した場面では、観覧の女性客が感動で涙を流す一幕も。

 清水のこうしたクリエイティビティな一面は、突然生まれたものではない。彼は2008年のメジャーデビューから現在に至るまで、多くの普遍的なラブソングを生み出しているが、若い世代のリスナーから人気を獲得してきたこともあり、これまでは歌唱力の高さや中性的で男女ともに共感できる歌詞に注目されがちだった。しかし、近年その作風は徐々に変化。製作陣と音の細部にまで創意工夫し、彼のルーツである海外のソウル、ジャズ、ヒップホップ、ファンクと、ワールドスタンダードな現行ポップスの雰囲気を併せ持たせた6thアルバム『PROUD』で、クリエイターとしての才覚を存分に発揮していた。

 そして、最新シングル『My Boo』では、これまでと同じ“ラブソング”の枠内でありながら、これまでの<僕>ではなく<俺>という一人称を使うなど、強い男性目線から歌ったストレートな歌詞と、ソウルフルな歌声でイメージを更新した。これらのマイナーチェンジともいえる試みが、既存のファンだけでなく新たなファン層も獲得し、アルバム・シングル共にチャートの状況が好転(シングルは前作25位→今作15位、アルバムは11位→10位。ともに発売初週売上)していることも記しておきたい。

 また、清水の楽曲はもとよりLINE MUSICやAWAといったストリーミングサービスにおける再生数が高く、再生回数のランキングに入ることも少なくなかったが、今回の『My Boo』では動画投稿サイトにまでバズが飛び火。同曲の歌詞である<俺がアラジンなら君はジャスミン 照れくさくて いつも言えないけどさ 愛してる>がリスナーの心を掴んでいるようで、『Mix Channel』では人気読者モデルの松本鈴香をはじめ、この部分を動画にして投稿するユーザーが続出するなど、大きな盛り上がりをみせている。

     
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