>  > Ryu☆新レーベル<EDP>設立記念鼎談

<EDP(EXITTUNES Dance Production)>設立記念鼎談

Ryu☆×かめりあ×DJ WILDPARTYが語り合う、音楽ゲームとダンスミュージックの変遷

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 KONAMIの音楽ゲーム『beatmania』シリーズなどで活躍するトラックメイカー・プロデューサーのRyu☆が、新レーベル<EDP(EXITTUNES Dance Production)>を設立。7月6日に第一弾作品として、コンピレーションアルバム『EDP presents ravemania 2016 summer』と、かめりあによる『MEGANTO METEOR』を同時リリースした。リアルサウンドでは今回、Ryu☆とかめりあ、そして『EDP presents ravemania 2016 summer』に参加したDJ WILDPARTYによる鼎談を行ない、「日本発のダンスミュージックを世界に」というコンセプトのもとに立ち上げられた同レーベルが目指すものや、音楽ゲームとダンスミュージックの変遷、それぞれの制作環境などについて、じっくりと話を訊いた。(編集部)

「次世代のダンストラッカーをもっと世界へ」(Ryu☆)

――まずはRyu☆さんに質問です。どういった経緯でレーベルとしての<EDP>を立ち上げることになったのでしょうか?

Ryu☆:ここにいる2人を含め、次世代と呼べる10代や20代に才能のあるダンストラッカーたちが続々と出てきたことで、シーン自体も盛り上がってきました。それを受けて、僕自身が今までやってきた色々なものを駆使して、彼らの音楽をもっと世界へ向けて広げていくことができたらと思い、レーベルを立ち上げることにしたんです。

20160804-edp6.jpgRyu☆

――第一弾リリースとして、かめりあさんの『MEGANT METEOR』とダンスコンピレーションアルバム『EDP presents ravemania 2016 summer』を選んだ理由は?

Ryu☆:『EDP presents ravemania 2016 summer』に関しては、常々日本のクリエイターによる書き下ろしを集めたダンスコンピを作りたいと思っていて、2016年1月に第一弾をリリースした作品なんです。色んな人の音源をまとめて聴くことができるので、タイミング的にも今だろうと思いました。かめりあ君のアルバムは、『EDP presents ravemania 2016 summer』のリリースが決まったあとに、レーベルとして1枚指針となるソロアルバムも欲しいなと思い、彼を指名させてもらいました。

かめりあ:誘っていただいたときは自分が第一弾だと思ってなかったので、すごく光栄な反面、責任も感じていましたが、先駆けとしての役割を果たすため精一杯作りました。

――今回の『EDP presents ravemania 2016 summer』は、「2016年の夏」というテーマのもと、各自が新曲を提供していますが、ほかにRyu☆さんから提示したお題のようなものはあったのでしょうか。

Ryu☆:お題の前に、「日本の優秀なダンストラックメイカー・クリエイターを世界へ」というEDPの目的にぴったりの方々をお誘いしました。裏テーマとして「和」という概念はありますが、そこは特に細かく指示せずとも、日本人として自然と出てくるものがあると考え、ある程度信頼できる方々に幅を持たせて依頼させて頂きました。結果として、それぞれの個性がうまく出ていると思います。

――確かに、「和」の要素をしっかりと音で表現したものもあれば、展開は全然違うのに楽器はサンプリング音なども含め、日本にまつわる音を用意している方もいましたね。

Ryu☆:そうなんですよ。「和メロ」のように音階でわかるようなものを作らずに、みんな各々に表現しているから面白いんです。あるアーティストは寺で録音したことで和のテイストを出そうとしていましたし(笑)。

かめりあ:全体を通して夏っぽい曲が多くて、聴いていて楽しくてテンションの上がる1枚でした。日本の四季に合わせて『winter』や『Spring』、『Autumn』も聴いてみたいです。

Ryu☆:よし、採用(笑)! あと、『Dancemania』にはスピード感がある楽曲も、そうでないものも沢山入っているのが面白いと思っていたので、ジャンル被りが少なくなるようにメンバーを選定し、作品の中で「対バン」的に勝負してもらうようなイメージでした。やってみたら予想以上のトラックが沢山届いて、楽しい思いをさせてもらいました(笑)。

20160804-edp7.jpgDJ WILDPARTY(左)とかめりあ(右)。

――ひとつの作品内でクリエイターが争うという意味では、DJ WILDPARTYさんが以前にリリースしていたミックスCD『VS.[Versus]』に近いような気がします。

DJ WILDPARTY:そうですね。もともと自分はクラブを中心にDJをやっているのですが、昔から同人音楽の周りの人たちとも仲良くさせてもらっていて、曲のクオリティが高いことも知っていたので、この2つのシーンを混ぜたものをパッケージとして出したら面白いのではないかと思ったんです。それで当時、国内と海外のクリエイターが1枚の中で真剣勝負するようなテーマで『VS.[Versus]』をリリースしました。

――<EDP>が掲げるコンセプトには、近しい立場として共感するところも多そうですね。

DJ WILDPARTY:同人活動でも、kors kさんのレーベル(<S2TB Recording>)と一緒にオリジナルのミックスCDを作らせてもらったりと、音楽ゲームに近しいクリエイターさんとも定期的に交流していますし、良いトラックメーカーたちを色んなところに紹介していきたいと思っていたので、大いに共感できます。今の自分は、秋葉原MOGRAでアニソンやJ-POPのイベントに出演したり、Maltine Recordsなどが主催するネットレーベル系イベントに出たかと思えば、AtomやT2といったディスコ箱で回したりと、色々な分野にかかわらせてもらっているので、僕なりの広め方もできればいいかなと考えています。

Ryu☆:国内のDJで、一番幅広くジャンルを網羅してるんじゃない?(笑)

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