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THE YELLOW MONKEY、再始動の全国ツアーに感じた「安心」と「期待」

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 THE YELLOW MONKEYの全国ツアー『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016』のさいたまスーパーアリーナ公演が7月9日、10日の2日間にわたり開催。本稿では9日の公演について触れたいと思う。

 今年1月に約15年ぶりとなる再始動をアナウンス。新曲「ALRIGHT」を発表するなど徐々に勢いをつけてきた彼らだが、5月11日のツアー開始以降はその勢いもさらに加速していった。きっと多くのロックファンは、このさいたまスーパーアリーナ公演の1週間前に日本テレビ系で放送された音楽特番『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』でのパフォーマンス(「SPARK」「バラ色の日々」の2曲を披露)で、彼らの充実ぶりを実感したことと思う。私自身もそんなリスナーの1人で、正直今回の再結成に対しては当初懐疑的なところもあった。しかし、テレビの中で生演奏する彼らの姿は間違いなく我々が愛したTHE YELLOW MONKEYそのものだった。だからこそ、今回のさいたまスーパーアリーナ公演に寄せる期待は気づけばより高いものとなっていた。

 会場に約2万人、2日間で計4万人もの観客が集い、間違いなく本ツアーにおけるひとつのクライマックスとなったさいたまスーパーアリーナ2DAYS公演。ちょうど全24本にわたるツアーの折り返し地点ということもあって、ライブ中に吉井和哉(Vo.)も「改めて初日のような気持ちで」と述べていた。

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 ライブは新曲「ALRIGHT」はもちろんのこと、過去のヒットナンバーやインディーズ期の人気曲、解散前にはライブで披露されることのなった楽曲などバラエティに富んだセットリストで展開。初期のファンから後期のファン、そして解散以降に彼らのことを知った「生イエモン未体験」層まで、幅広い年代を楽しませるかのようなオールタイムベスト的選曲で観る者を熱狂させていった。また、バンドに対する観客の声援の大きさも圧倒的なものがあり、曲間にメンバーの愛称を叫ぶ女性ファンの声が聞こえてくると思わず「ああ、あの頃のままだ。THE YELLOW MONKEYのライブに来たんだ……」と、妙にワクワクしてしまう瞬間もあった。

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 まだツアー中ということもあり、詳細なセットリストや演出についての記載は控えるが、まず最初に驚かされたのは彼らの出す音の太さ。ああいう大会場だとどうしても音と音がぶつかり合ってグシャッとしてしまうことも多いが、彼らの場合は1つひとつの楽器の音がしっかり聞き取れ、それぞれが太い音で自身の個性を主張している。もちろんそれは吉井の歌に関しても言えることで、彼が歌う一言一句がしっかり聞き取れるほどの絶妙なバランス感が保たれているのだ。PAエンジニアの技術はもちろんあるだろうが、それ以上にメンバー4人の演奏力、表現力がいかに優れたものかが垣間見れた気がする。

20160716-tym3.jpg菊地英昭(Gt.)

 そしてパフォーマンス。吉井による時にクールで時にセクシー、それでいて時にギャグを飛ばしながらおちゃらける姿はソロ時代とはまた違ったもののように思えたし、そのせいもあってか「そうだ、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉ってこうだった!」と妙に納得させられたのも事実だ。そして吉井のバックでパワフルかつしなやかにリズムをキープし続ける菊地英二(Dr.)、妖艶さに加え大人の渋さも加わった菊地英昭(Gt.)のギタープレイ、今も変わらず豪快さをアピールし続ける廣瀬洋一(Ba.)のベースプレイ。彼らが奏でるサウンドのみならず、ちょっとしたアクションやメンバー同士の絡みを目にした瞬間、彼らのライブに幾度となく足を運んだ90年代に引き戻される。90年代との大きな違いといえば、吉井をソロ時代から支え今回のツアーからTHE YELLOW MONKEYもサポートすることになった鶴谷崇(Key.)が新たに加わったことぐらいじゃないだろうか。

      

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