KinKi Kids、嵐 二宮、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP……土日昼のジャニーズ番組が今面白い!

 連日さまざまなテレビ番組に出演し、視聴者を楽しませてくれるジャニーズタレントたち。その人気から出演番組は常にウォッチされ、番組内の発言が放送翌日、ネットニュースに取り上げられることもしばしば。それだけ影響力のある彼らだけに、バラエティ番組の出演であっても気を抜くことができないのが現状だろう。しかしそんななか、彼らののびのびとした姿を見られる番組の多い時間帯がある。それが、土日昼帯のレギュラーバラエティ番組だ。今、なぜ“昼ジャニーズ”は面白いのか?  ジャニーズの動向に詳しい芸能ライター佐藤結衣氏に話を聞いた。

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(C)タナカケンイチ

「今まではファンや若者など限られた視聴者に向けたものだった深夜番組の内容が、インターネット上でオープンになることが増えています。そのようなこともあり、テレビ局、出演者、視聴者、それぞれに意識の変化が起こっているのではないでしょうか。深夜帯の番組特有のゆるさや自由さが、土日昼帯に移ってきていると感じます。注目すべき穴場の時間帯と言えるでしょう」

 現在、その時間帯に放送されている主なジャニーズ出演番組は、『スクール革命!』(日本テレビ系)、『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)、『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)、『ニノさん』(日本テレビ系)の4番組。それぞれどのような面白さがあるのだろうか。

「どの番組もメンバーの人柄や素の一面が見られるのが特徴的。ふだんは王子様キャラのHey! Say! JUMP山田涼介さんが実は普通の人なんじゃないかと話題になったのも『スクール革命!』ですし、『関ジャニ∞クロニクル』はメンバー同士の関係や人間性が丸出しの企画が多く、彼らについての理解を深めることができます。『KinKi Kidsのブンブブーン』では、キンキのお二人がお酒を飲みながら、ふだんの付かず離れずな関係性を越えたやりとりを見せてくれるのが見ていて微笑ましいです。深夜帯からお昼に移動した『ニノさん』の二宮和也さんは自宅にいるかのようなリラックスした姿で出演されていて、深夜からのゆるさが保たれています」

 また、番組の展開もゆっくり進むことが多いため、カットされがちな部分も楽しめるのが昼ジャニーズの魅力だと佐藤氏は語る。

「ゴールデンや深夜だとカットされがちな、本編とは関係ないぽろっと出たメンバーの一言が生かされてテロップつきで紹介されることもあるので、ファンにとっては見どころが多いです。深夜帯で視聴率が良いとゴールデンへ進出するという流れはよくありますが、お昼の番組がゴールデンへ進出するというのはあまり聞きません。みんなに見てほしいけど、ゴールデンに進出してほしくないという感情は、ジャニーズを応援するファンのスタンスに近く、売れてほしいけど、みんなのものになりすぎてほしくないという心理に似ています。そういった“知る人ぞ知る”の楽しさがこれらの番組にはあるのかもしれません」

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