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ダイスケ4thアルバム『君にかける魔法』インタビュー

ダイスケ、デビュー5周年を迎えた心境を語る「もっと“いま”を生きなくちゃ」

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 今年デビュー5周年を迎えたシンガーソングライターのダイスケが、4枚目のオリジナルアルバム『君にかける魔法』をリリースする。シングル曲「愛は散って ライライラライラ」「HAPPY」「birthday」「せかいにひとつのフタリ」を含む本作は、エレクトロからアコースティック・サウンド、フォークロアを取り入れた楽曲まで、彼の多彩な音楽性が楽しめる作品となっている。また「いつも不安を抱えているタイプだからこそ、“いま”を生きないといけない」という思いが込められた「泡沫」など、彼自身のパーソナリティが感じられる楽曲も聴きどころだ。今回リアルサウンドでは、ダイスケの単独インタビューを実施。アルバム『君にかける魔法』の制作をフックにしながら、5周年を迎えた心境、ファンとの関係性、彼自身のソングライターとしての変化などについて語ってもらった。(森朋之)

「自分の音楽をみなさんに聴いてもらいたかった」

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——4thアルバム『君にかける魔法』が完成しました。フルアルバムは前作『tsumugu』(2014年)以来、約2年ぶりとなりますね。

ダイスケ:そうですね。しかも前作はカバーアルバムとセットだったから、完全なオリジナルアルバムは2nd(『星のドロップス』/2013年)以来なんですよ。

——『tsumugu』以降の2年間は、ダイスケさんにとってどんな期間だったんですか?

ダイスケ:2年前はちょうど『ZIP!』のレギュラー(情報番組『ZIP!』のスマイルキャラバン。ダイスケが日本各地を訪れ、その土地の名所・名物を紹介するコーナーで2011年5月から2013年3月まで続いた)が終わった頃で、僕にとってもひとつの節目だったんですよね。それまでの活動はテレビがメインだったんですけど、2年前からは音楽が中心になって。47都道府県ツアーをやったり、楽曲の制作にもさらに時間をかけるようになりました。『ZIP!』をやらせてもらっていた頃は、1週間のうち5〜6日は旅をしてたんですよ。だから曲を作る時間、レコーディングできる期間もかなり限られてたんですよね。特に1stアルバム、2ndアルバムは詰め詰めのスケジュールだったので、けっこう大変だったんです。だから今回のアルバムの制作なんて、逆に余裕はあったのですが……まあ、結果的にはギリギリになったんですけど(笑)。

——(笑)。テレビ出演で知名度が上がった後、「ここからはいよいよ音楽で勝負」という気持ちもありました?

ダイスケ:うん、それはありましたね。実際、『ZIP!』で名前を知ってもらうことが多かったんですけど、「テレビで見たことはあるけど、音楽は聴いたことがない」という方がけっこういらっしゃって。とにかく自分の音楽をみなさんに聴いてもらいたかったし、楽曲の制作にも時間をかけたかったんですよね。制作のスタイルも変わってきてるんです。いままでは自分が弾き語りで作ったデモをアレンジャーの方に渡してたんですが、最近、まずは自分で1回アレンジしていて。歌詞やメロディもさらに作り込んでいるし、少しずつ自分のやりたいことが形に出来てるんじゃないかなって思います。

——いままで以上にダイスケさんの音楽性が表れていると。

ダイスケ:そうだと思います。たとえば「GOKU」「東京ラヴァーズ」などは自分のアレンジをもとにして、アレンジャーの方に手直ししてもらってる感じなんです。もともと僕はリズムやコード進行を先に打ち込んで、そのうえにメロディを乗せることも多くて。歌詞がいちばん最後なんですよね。

——シンガーソングライターというより、楽曲全体を構築するクリエイター気質なのかもしれないですね。アルバムの全体像に関してはどんなビジョンがあったんですか?

ダイスケ:「HAPPY」「せかいにひとつのフタリ」などアッパーチューンもリリースしていたので、パーティ感のあるアルバムにしたいなというのはありました。いままでのアルバムはメッセージ性がテーマになることが多かったので、今回はもうちょっとシンプルに楽しめる作品にしたかったんですよね。歌詞だけじゃなくて、サウンド、メロディ、アレンジを含めて楽しんでもらいたいなって。

——確かにサウンドもさらに多彩になってるし、ライブで盛り上がりそうな曲も多いですよね。

ダイスケ:たとえば「GOKU」は完全にライブをイメージして作った曲なんです。アコースティックギターがメインになっているんですけど、とにかく「アコギも上手いんだぞ」というところを見せたくて(笑)。さっきの『ZIP!』の話につながるんですけど、僕はミュージシャンっていう色が少ない気がするんですよ。テレビで知ってくれた人に対しても「しっかり音楽をやっていて、ギターも上手いし、いい曲も作ってるよ」っていうのをアピールしたいなと。それが顕著に出たのが「GOKU」ですね。ちなみにこの歌詞は『ドラゴンボール』から来てます(笑)。

——そのまんまなんですね(笑)。

ダイスケ:『ドラゴンボール』が大好きなんです(笑)。悟空って、どんなにボロボロになっても前向きだし、必ず這い上がってくるじゃないですか。僕は失敗も多し、ヘコむこともたくさんあるから、悟空の精神でがんばりたいなって思って。ホント、「デビューから5年経って、そんなミスする?」みたいなことがあるんですよ。たとえば特効のタイミングを間違えて、曲を止めちゃったり……。

——どういうことですか?

ダイスケ:ライブ中、ある曲でキーを間違えて、途中で曲を止めちゃったんです。その曲のなかでテープを飛ばすことになっていたのをすっかり忘れていて、曲が止まった瞬間にパーン!っとテープが舞い散ったっていう。だいぶトラウマになってますけど、後悔しつつ「次はがんばろう」っていう気持ちで乗り切ってます(笑)。

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