ダイスケ、デビュー5周年を迎えた心境を語る「もっと“いま”を生きなくちゃ」

ダイスケ、デビュー5周年の心境語る

「僕を支えてくれる人たちって、僕に近いところがある」

20160229-ds7.jpg

 

——アルバムの最後に収録されている「音符の傘」はファンに対する思いが込められたナンバー。

ダイスケ:昨年はツアーをやっていないので、なかなか会える機会がなかったんですよ。特に地方のファンのみんなに届いてほしいなと思って書いた曲ですね。みんなには本当に支えられているので……僕、ファンの子たちが大好きなんですよ。ファンとかお客さんっていう言い方をしたくないくらい、すごい理解者だと思っているので。僕もみんなのことを理解してあげたいし、助けてあげたいなという気持ちも強いです。

——ライブの雰囲気もすごく温かいですよね。アーティストとファンというより、もっと近い距離でつながっているというか。

ダイスケ:友達みたいな感覚なんですよね。ぜんぜん段差を感じないというか、高校生くらいの男の子も「ダイスケ〜」ってタメ口で話しかけてきますから(笑)。そういうのが嬉しいんですよね、僕は。ステージに立ってるときは少し高いところにいますけど、ストリートライブをやっていたときは駅のロータリーとかで歌っていたわけだし。「フラットな関係でいたい」というのは、いまもまったく変わってないですね。だからこそ「理解してもらいたい」「理解してあげたい」という気持ちも強くて……これは僕の勝手なイメージかもしれないですけど、僕を支えてくれる人たちって、僕に近いところがあると思うんですよ。どこかで孤独を感じているというか……。

——ダイスケさんの内側にある孤独に反応しているのかもしれないですね。

ダイスケ:ライブを続けていると、そういう子が変わっていく過程も感じられるんですよね。最初はひとりで会場に来ていた子がまわりの人たちと話したり、いっしょに歌ったりしていると「吹っ切れたのかな」って思ったり。そういうこともすごく嬉しいんですよ。ファンの子の成長が自分の成長につながっているというか。Twitterでも友達感覚で接しているから、ときどき「ファンのこと、ホントに考えてくれてる?」みたいなことを言われることがあるんですよ。いつも「いやいや、待ってよ。俺、みんなのこと大好きだから」って答えるんですけど、それを曲として形にしたのが「音符の傘」なんだと思います。

——アルバムリリース後の展開も、ファンの気持ちを優先することになりそうですか?

ダイスケ:今年は純粋に、みんなに会いに行きたいですね。ツアーも1回ないし2回はやりたいと思ってるので。ライブをやることがいちばん充実感を得られるんですよね、やっぱり。ステージに立つ前はすごく怖いんですよ。ライブをやるたびに1日ずつ寿命が減ってるんじゃないか? と思うくらいのプレッシャーがあるんですけど、生きてる実感がいちばんあるのもライブなので。ハダカの状態でやるしかないし、自分を削ってる感覚もあるんだけど、終わったときはいつもスカッとするんですよね。ファンのみんなもすごく楽しみにしてくれてるから、期待以上のものを返して、しっかり楽しませたいなって思います。

(取材・文=森朋之/撮影=下屋敷和文)

■ダウンロード情報
iTunes
レコチョク
mora

■リリース情報
『君にかける魔法』
発売:3月2日(水)
価格:【初回生産限定盤(CD+DVD)】¥3,900(税込)
【通常盤(CD)】¥3,200(税込)

■ライブ情報
ダイスケ『5th Anniversary Tour 2016 ~君とぼくでかける魔法~』
5月15日(日)名古屋 SPADE BOX
5月28日(土)金沢 vanvanV4
5月29日(日)仙台 MACANA
6月4日(土)福岡 DRUM LOGOS
6月5日(日)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
6月25日(土)大阪 AKASO
7月15日(金)渋谷 Mt. RAINIER HALL
7月16日(土)渋谷 Mt. RAINIER HALL
7月17日(日)渋谷 Mt. RAINIER HALL
7月22日(金)渋谷 Mt. RAINIER HALL
7月23日(土)渋谷 Mt. RAINIER HALL

ダイスケ オフィシャルサイト

【次ページ:フォトギャラリー】

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる