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“嵐らしさ”のキーパーソンは相葉雅紀? 年末年始の出演CMから考察する

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(C)タナカケンイチ

 年末年始、連日テレビ番組に出演した嵐。「年末年始テレビ出演者ランキング」(エム・データ調べ)では、1位から5位までを嵐のメンバーが独占していたことが先日発表されたばかりだ。番組出演に合わせるように、メンバー出演CMも大量にオンエアされていた。そこで今回注目したのは、キリン『一番搾り 忘年会 トーク ニュース篇』と、日本郵便『年賀状、ください。宣言篇』の二つのCMである。この二つの映像から、“嵐らしさ”として掲げられる「仲のよさ」「好感」を描く上での共通点が見えてきた。

 キリンのCMでは、嵐のメンバーが家の居間に集まって仲睦まじく忘年会をスタートするシーンから始まる。相葉雅紀がメンバーに「何か目標ある? 来年」と切り出すと、松本潤が「何したい?」と重ねて問いかける。それに対し、相葉から「ニュース読みたい」との発言が。意外な回答に、メンバーは揃って苦笑。大野智は冷静に「難しいよ、あれ絶対」とつぶやく中、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスターを長年務める櫻井翔が、その場でニュースのオープニングをやってみるよう相葉に仕向けると、立ち上がった瞬間に頭上にぶら下がったランプシェードに頭をぶつけて座り込む相葉。松本は「なんだよ〜」と呆れモード。一同の笑顔でさらに和やかな空気になり、仲良く乾杯する。それぞれのメンバーのキャラクターが短い時間の中にしっかり収められており、嵐のCDやDVDに付属するオフショット映像にも通じる自然体の彼らの姿を見ることができる映像だ。

 また、日本郵便のCMでは、横一列にメンバーが並び、大野の「唐突ですが」の掛け声を合図に、全員で「年賀状ください」と合唱。「宣言篇」の15秒バージョンでは、櫻井の「そんなほしい?」との問いかけに、松本が「だってもらうと嬉しいでしょ」と回答。かぶせるようにして相葉が声高に「少ないとへこむんだよね〜」と言うと、相葉以外のメンバーが一斉に相葉を見つめる。その反応に「あれ、そうでもない?」と、自信なさげに問いかけると、二宮が「前へこんでたよね」といたずらな笑みを浮かべる。最後のシーンでは、大量の年賀状を手にした嬉しそうな相葉が映り、こちらも相葉がキーパーソンとして起用されているのである。

 幅広い層を対象としたまったく別業種、別企業による二つのCM。それぞれが嵐を起用し、“嵐らしさ”を全面に打ち出した内容を採用した点に、“嵐らしさ”というパブリックイメージの持つ力を感じる。そして、それぞれの見どころとして相葉雅紀のキャラクターを生かした点が、実に興味深い。大野は芸術、櫻井は司会、二宮は演技、松本は演出、それぞれが歌やダンス以外の得意分野を持ち合わせる中、相葉には特に目立ったものはないのかもしれない。しかし、相葉の誰からも愛されるキャラクターと和やかな雰囲気こそが、他のメンバーの得意分野と同じくらい、嵐というグループを構成するひとつの価値ある要素であるということではないだろうか。

     
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