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香月孝史が緊急寄稿

AKB48高橋みなみは何を背負ってきたか? 一年後の卒業発表に見る、“総監督”の重責

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香月孝史
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高橋みなみ『Jane Doe (Type A)(初回プレス盤) 』(NAYUTAWAVE RECORDS)

 昨日12月8日に行なわれたAKB48劇場9周年特別記念公演で、AKB48グループ総監督でAKB48・チームAキャプテンの高橋みなみが、一年後を目処にした卒業を発表した。彼女の芸能活動は、そのままAKB48がスタートし現在の大きさに至る歴史と重なる。しかし他の最初期メンバーたちと違うのは、その卒業までの道程がソロの芸能人へのステップとして以上に、48グループという組織を貫く支柱になるための歩みとなってきたことだろう。だからこそ、早晩訪れるだろうと予測が十分にできていたはずの彼女の卒業発表は、これまでの主要メンバーの卒業発表にも類を見ないタイプの衝撃になった。この衝撃はまた、メンバーも運営側もそしてファンも、彼女にあまりに大きなものを委ねすぎていたことの証でもある。

 初期からの中心メンバーだった高橋は2010年、彼女が在籍期間を通じて所属し続けることになるチームAのキャプテンに任命される。しかし、そうした主要メンバーとしての活躍や肩書以上に、48グループという組織の膨張が彼女の立場を特異なものにする。各地域に姉妹グループが増えたことに伴って総員が増加し、合計チーム数も多くなったために、その巨大な軍団全体を統べるような地位が必要になった。そこに押し上げられていったのが高橋だった。その象徴となる言葉が、2012年8月から彼女に与えられた「総監督」という役職である。当初はともすれば冗談のようにも見えたこの大仰な役職は、しかしやがて高橋みなみをそのまま映したようなフレーズになっていく。

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