miwa『情熱大陸』で音楽家としての心情明かす「石ころくらいの才能だけど、磨いて出したい」

 また、miwaは自身の作詞能力について「自分に才能がないのはわかってて、直しが来たものに対して、冷静になると『ポンコツだな』ってわかるから、だから数を書くしかない。決め打ちで才能のある歌詞が書けるわけじゃないってわかってるから、どんどん直して磨いていく。石ころくらいの才能なんだけど、ピカピカに磨いた状態で出したい」と語ったり、大学卒業前には一般企業への就職を考えたということについて「周りのみんなは会社に入って、保証があるなかで普通に働いて結婚とかするんだろうなって思うと、自分の将来は大丈夫かなって不安になりました。どうなるかわからない職業ですからね…」と述べるなど、音楽家として生きていくことへの素直な気持ちを吐露する一幕もあった。

 番組後半では、地方巡業の模様や、映画『マエストロ!』に出演するmiwaの撮影現場での様子も紹介。同映画でフルート奏者を演じるmiwaは、映画出演の理由について「新しい考え方や視点が、自分の中に入ってくるのが楽しい」と語っていた。

 そして、番組の最後には、miwaが恋愛について語る様子も。イケメン俳優が顔を揃えたイベントの舞台裏で「モテないんですよ。舞台上では『キャー』と言われても…」と、愚痴をこぼすと、路上で歩くカップルを見て「良いですねえ。来年や再来年から友達の結婚式に出たり、『子供産まれた』って言われたら、グラグラするし、自分が普通とかけ離れていくことに戸惑うかも。(中略)本当にこの4年、マジで出会いがない」と、現状を明かした。

 miwaの曲作りの方法論や、将来について苦悩する姿など、普段見えない様子を垣間見ることが出来た今回の放送。miwaが出演する映画『マエストロ!』は、2015年1月31日より全国の映画館にて公開される。

(文=向原康太)

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