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濱野智史プロデュース「PIP」が目指すものは? インディペンデント・アイドルの可能性を探る

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 気鋭の批評家/情報環境研究者でありながら、重度のアイドルヲタクとしても知られる濱野智史氏が、自らプロデュースを手がけるアイドルプロジェクト「Platonics Idol Platform」通称「PIP(ピーアイピー)」を、6月15日より始動した。(参考:「みんなが疲弊しないアイドル環境を作りたい」濱野智史が“厄介ヲタ”になりかけて決意

 SHIBAURA HOUSEで行われたお披露目イベントでは、計22人のメンバーが3チームに分かれ、AKB48などのカバーを披露。握手会はもちろん、似顔絵描き会といった催しもなされた。

 インディペンデントながら「AKB48を人数で越える」といった野心的な目標を抱いた同プロジェクトで、濱野智史氏はアイドル業界に何をもたらそうとしているのか。同氏にあらためてそのコンセプトを語ってもらった。

「PIPは『アイドルを作るアイドル』をコンセプトにしていて、ゆくゆくはメンバー自身にアイドルグループをプロデュースしてもらい、どんどんグループを拡大したいと思っています。なぜそんな計画をしたかというと、僕は俗にいう『アイドルのセカンドキャリア問題』に関心があったからです。多くのアイドルは、アイドル活動を通してコミュニケーション力や情報発信力といったスキルを磨くことができるのに、その後のキャリアというと女優やモデルを目指すしかないというのが現状で、数年やっただけで稼げなくなってしまう場合が多いです。一方、ここ1、2年は地下アイドルがすごく増えていて、やる気と気力と少しの資本金があればアイドルグループは作れるし、うまく現場に最適化すれば回していける。ならば、アイドル自身がアイドルをプロデュースすれば良いと思ったんですね。それがどれだけ持続可能かはやってみないとわからないですが、少なくともアイドル=大人に搾取される存在みたいにはしたくない。ちゃんと稼いだ分を還元して、アイドルたちがサステナブルに食べていけるプロジェクトにしたいですね」

 実際、最近では現場での活動をメインにして、熱心なファンを獲得しているグループも少なくない。ゆるめるモ!やBELLRING少女ハートといったインディペンデントのグループは、その代表例だろう。アイドルカルチャーに詳しい音楽評論家の宗像明将氏は、そのようなアイドルグループと比較しつつ、PIPに次のような期待を寄せる。

     
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