AKBグループ内の力関係に変化か――『大組閣』を控えたSKE、NMB、HKTの長所・弱点とは?

 ここ数年、アイドル業界では事実上独り勝ちであったAKBグループだが、最近は公式ライバルである乃木坂46の台頭や、他アイドルの健闘なども目立ってきている。また、アイドル業界での勢力図の変化と時を同じくして、AKBグループの内部でも変化が起こり始めている。

 これまで「本店」と呼ばれていたAKB48と、「支店」と呼ばれていたSKE48、NMB48、HKT48の力関係が、次第に変わりつつあるというのだ。加えて2月24日には「大組閣」という、大きな人事異動も控えている(現時点で詳細は不明)。

 AKB48グループに詳しい芸能ライターは、その動向について次のように語る。

「AKB48はエースである大島優子の卒業が控えており、チームとして早急に体勢を立て直さないといけない状況です。今回用意された『大組閣』も、AKB48の立て直しが一番の理由だと思います。次世代のメンバーはまだ育ちきっていないので、他グループからの主力を引き抜くことが目的だといわれていますね」

 核であるAKB48の立て直しは、グループとしても急務だ。即戦力である他グループの主力メンバーを引き抜くことは、一番手っ取り早い戦力強化にはなるだろう。だが、ほかのグループは主力メンバーを引き抜かれることで、なんらかの影響を被ることは免れないはず。結成から一番日の浅いHKT48には、いったいどんな変化が予測されるのだろうか。

「HKT48に関しては、他グループからすればまだ安全圏ですね。若い世代が多く、ファンもメンバーも今から育てていくという意識で見ているため、ハロプロエッグのような若いアイドルグループが好きな層には確実に浸透してきています。そういう意味ではこれから一番息が長いグループかもしれません。また、『AKB48の強化』がメインになるであろう今回の組閣では、有名メンバーが少ないHKT48は影響を一番受けにくいと思います。現体制からそれほど大きく変わることはないのではないでしょうか」

 たしかにHKT48はメンバーが指原以外のメンバーが全員10代と若く、これからに期待出来るメンバーが多い。親元から通っているメンバーも多いため、移籍の可能性は少ないと言えるだろう。可能性があるのはむしろ、指原のAKB48復帰かもしれない。では、HKT48に次いで若いグループである、NMB48についてはどういう見立てができるのか。

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