FLOW GLOW・輪堂千速が振り返る、デビュー1年目の“走行軌跡” 「この5人が揃ったら、本当に最強」

3Dライブ収録での挫折と、憧れの先輩・星街すいせいから受けた激励
—— FLOW GLOWの3Dライブ『MAKE IT, BREAK IT』では皆さんの3D&新ビジュアルがお披露目されました。振り返りなどは皆さんもされているかと思いますので、ここではあえて“緊張”した瞬間についてもお聞きしてみたいです。
輪堂:3Dライブのソロパートは事前収録されたもので、私はギターの弾き語りをさせてもらったんですが、本番で緊張しすぎてしまって、全然弾けなかったんです。収録ということで、スタジオが使える時間もある程度決まっている中で撮影しなきゃいけないのに、緊張で弾けないことで限界を迎えてしまって……その場でボロボロに泣いてしまったんです。
そのタイミングで星街先輩がちょうど別の収録をされていたんですけど、その状況をみてスタジオに入ってきてくれて。「どうしたの? 大丈夫?」と言って背中をさすってくださったんです。
それから「緊張してる時はこうするといいよ」「なんなら走るといいよ」とアドバイスをしてくれて、先輩と2人でスタジオの中を一緒に走って声出しをしたりもして(笑)。「こうやって体をほぐしていけば大丈夫」と、私のために付き合ってくださいました。そうして星街先輩に背中を押されたこともあって、その後の収録はうまくいきました。
——素敵な先輩ですね。
輪堂:緊張に緊張が重なってすごいことが起こってしまったんですけど、自分からしたら星街先輩は憧れの人でもあって、そんな方がああいった行動をしてくれる。すごく偉大だし、人間としても素晴らしい人なんだと、あらためて思いました。本当に温かかったです。大好きな人にこんなに期待してもらって、応援してもらっているんだから、頑張らなきゃって気持ちになりました。
——ホロライブのことも、所属するメンバーのことも事前に知っていて、ある種の憧れを持ったうえでオーディションを通過したわけですしね。お聞きしたいのですが、輪堂さんもホロライブに加入して1年が経っていますが、“憧れ”の感情に変化はありましたか?
輪堂:いや、いまだに憧れは抜けないですね。むしろ、配信を通じてリスナーとして見ていたときよりも、先輩方への憧れや尊敬の気持ちが強くなりました。配信をする側に回ったうえで先輩たちの行動を見ていると、「こういう時にこうやって気づいて話を回せるのすごいな」とか、尊敬する部分がすごくいっぱい見つけられて。「こんな風に自分もなりたいな」というような憧れが、より強くなりました。
——漠然としていた憧れが、より輪郭を持って、立体的になったんですね。
輪堂:そうですね。あと、先輩たちとお食事に行かせていただくと、先輩たちが「今度こんな企画しようと思ってるんだ」ということをよく相談し合っているのを見るんです。
そこで私も「こういうので悩んでる」と相談をさせてもらうことがあるのですが、そうすると「自分たちの時はこうだったから、こういうのを挑戦してみたら」と、本当にすぐアドバイスが出てくるんです。
百戦錬磨で、温かくて、尊敬できる先輩たち。憧れないほうがムリですね(笑)。
7曲をリリースしてきたFLOW GLOW 輪堂千速の作詞パートに込められた「伏線」
—— これまでFLOW GLOWとして7つの楽曲をリリースしてきましたが、お気に入りの曲・お気に入りのバースはありますか?
輪堂:お気に入りの曲は「stay by my side」です。この曲は今のところ唯一、FLOW GLOWのメンバー全員で作詞を手がけている曲で、みんなの等身大を感じられる一曲になってます。
みんな、自分のパートは自分で作詞をしているんですが、正直、この楽曲の制作について話を聞いたとき、「できるのかな?」とも感じたんです。というのも、打ち合わせは一切せず、自分のパートだけを考えて書いて収録しましょう、という流れだったので、完成するまでは不安でした。
でも、いざ完成した楽曲を聴いてみたら「最高じゃん!」となりました(笑)。リオナのリーダーとしての葛藤や、ヴィヴィの内面の繊細さ、ニコたんの綺麗な歌声が分かるメロディーに沿ったラップフロウ、すーちゃんのふわふわした言葉選びの中にある芯の強さ、5人の人間性や魅力が詰まった一曲になってると思います。
——いまご自身のお話をあえて避けられましたよね?(笑) ご自身の作詞についてはいかがでしたか、時間がかかりましたか?
輪堂:めちゃくちゃかかりました。短い自己紹介ラップとかはずっとやらせてもらってたんですけど、バースをしっかりちゃんと書くというのは初めてでしたから。
いろいろと悩んで自分のことを見つめ直していたときに、「私って、オタク気質なんだ」とあらためて気が付いたんです。なので、オタクならきっと考察が好きな人も多いんじゃないかと思い、自分のバースには5人全員の名前を忍ばせています。
ワンフレーズずつ、全員のフルネームを気づけるところと気づけないところとで織り交ぜていて、「よく聞いたら、メンバーの名前が入ってない?」と気づいてもらえたら嬉しいですし、すごくこだわりました。
——ファンの方でも反応している方がいましたね。ちなみに、メンバーの皆さんは気づきましたか?
輪堂:分かりやすいところはすぐに気づいてくれました。「あれ?もしかしてこれって!」みたいな感じで、反応がちゃんとあって嬉しかったですね。
——他にお気に入りの曲はありますか?
輪堂:いっぱいありますね。3Dライブの表題にもなった「MAKE IT, BREAK IT」は、今までの楽曲の中でも一番ガールズグループらしい曲で、“強い女の子”らしさがかなり出ている曲です。ラップ調のパートが続いて、サビは5人みんなガッツリと歌っていく、すごくカッコいい曲になっているので、お気に入りです。




















