300万超えの純金製「青眼の白龍」も登場 にじさんじ、ホロライブ、おめシス……VTuberたちの福袋開封動画が話題に

300万お宝も登場、VTuberの福袋開封が話題

 YouTuberたちが新春にアップする定番ネタと言えば、福袋開封。そんななか、VTuberたちも数多くの福袋開封動画投稿や配信を実施しているのが散見された。今回は、2026年のVTuber福袋開封の中から、特に話題になった動画をピックアップしていこう。

400万円の「ブルーアイズ」が登場したにじさんじの福袋開封配信

【 #新春3D極福袋開封 】極福袋開封2026!! 今年も開けてくぞぉ!!!【 にじさんじ/夜見れな/加賀美ハヤト/花畑チャイカ/社築/舞元啓介/フレン・E・ルスタリオ/榊ネス/北見遊征/魁星 】

 毎年恒例になっている、夜見れなや加賀美ハヤトらを中心としたにじさんじのメンバーによる3Dでの福袋開封が今年も実施された。今年は過去最多の9人が参加しており、『ポケモンカードゲーム』『マジック・ザ・ギャザリング』『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』『デュエル・マスターズ』など、カードゲームの福袋を各々が用意し、4時間半じっくり開封大会を行う様子を伝えた。

 今回の目玉はなんといっても、加賀美ハヤトが購入した『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』の400万円福袋。アタッシュケースに入っている「青眼の白龍」3枚セット(原作のキャラクター・海馬瀬人のネタを再現したもの)や、映画館のみで流通した5千個限定と噂されるスターターボックスにのみ入っていたモンスター全種セットなど、“骨董品レベル”のお宝がザクザクと登場する。

 そして極めつけに登場したのは、純金製の「青眼の白龍」。『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』の20周年記念グッズとして2019年に限定500個で販売されていたもので、当時の価格は22万円。加賀美ハヤトの見立てによると、現在の相場は350万円相当ではないかといわれる、貴重な逸品だ。あまりの高級品の登場に、思わずみんな声が小さくなって「こわい」「手震える」「違う世界だ」とざわつく様子が生々しい。

 また夜見れなが『ポケモンカードゲーム』でARS10(TCG鑑定会社ARSによる評価で、完璧に近いランクとして認められたもの)の、通称「がんばリーリエ」と呼ばれる「リーリエSR」を引きあて、会場が大盛りあがり。これが欲しくて『ポケモンカードゲーム』をはじめたという夜見れなに、皆が祝福の言葉を送った。「がんばリーリエ」は『ポケモンカードゲーム』の中でも特に希少価値が高いことで有名な一枚。相場変動が激しいものの、美品ならば100万から300万ほどの値がつくこともある、まさに一級品だ。

 また、この開封配信はカードの福袋のみなので、そのカードゲームのことを知っている人と知らない人とで、開けた瞬間のテンションが異なるところも見ていて面白い。価値を分かっている人がすごいものを引き当てた時に、分からない人になぜ価値が高いのか興奮しながら解説しているときの、感情の高ぶりを是非見ていただきたい。

 たとえば社築が『マジック・ザ・ギャザリング』のカード「The Tabernacle at Pendrell Vale」を開いた時、カード自体は極めて地味なただの建物の絵なので、知らない人たちはポカンと黙っていた。一方で、価値の高さを知っている加賀美ハヤトと舞元啓介はすぐさま大声で驚きの声をあげている。社築がなぜこれが貴重なのかを語り、50万円ほどの値打ちがあるという話をしたことで参加者たちもその凄みを理解し、一気に衝撃が走る様子が見られる。

 分からなかった人たちに、解説が伝わった時の驚愕が映像から感じられるからこそ、内輪ウケ的な空気にならず、カードゲームに詳しくない視聴者も共感しやすい、最後まで楽しく見られる福袋開封配信になっている。

ホロライブメンバーが作ったオリジナル福袋を開封した大空スバル&猫又おかゆ

【#スバおか】新春!!!!ホロライブオリジナル福袋大開封しゅばああああああああああああ!!!!【ホロライブ/大空スバル】

 ホロライブの大空スバルと猫又おかゆが行ったのは、ホロライブメンバー(ホロメン)に作ってもらった「ホロライブオリジナル福袋」を開封する配信。日本のホロライブ0期生から各期ひとりずつと、ホロライブID・ホロライブENからそれぞれひとり、合計12名分のオリジナル福袋が登場した。

 福袋を作った人の個性がもろに出るのがユニークなこの配信。元・ホロライブ4期生で、最近卒業した天音かなたからは、「どうも 卒業後に滑るであろう天音かなたです」という説明文とともに、ふくらはぎをぎゅっと締め付けるマッサージ器具「ゴリラのひとつかみ」と「スーパーゴリラのひとつかみ」が贈られた。これに猫又おかゆが大爆笑していると、なんと大空スバルは「実は欲しくて!」と、まさかの大喜び。

 天音かなたは以前から握力が強いことで有名なVTuberで、以前から「ゴリラ」と称されていた経緯がある。卒業寸前のXのポストでは59.9kgという最大数値を公開し話題になっていたが、スベるどころか、卒業後の置き土産的なネタとして大盛りあがりの福袋になった。

 holoXのラプラス・ダークネスからは、「お姉さんに着て欲しいえろい服」としてエナメル製と思わしきテカテカの衣装一式が届けられ、大空スバルと猫又おかゆは大笑いで総ツッコミ。エンタメ精神強めなラプラスということで、元々なにかしでかしてくるであろう、と最初から身構えていたようだった。

 一番のツッコミどころは、これがお姉さん用ではなく、男性が着る女装用衣装だったということ。これも狙ったネタなのかと思いきや、後にラプラス・ダークネスのサブアカウントのXポストで、単に気づいていなかったことが判明するという想定外のオチもついた。

 この福袋企画は大空スバルと猫又おかゆが「もらう」だけでなく、ふたりに対して贈った人が「リクエスト」できるという、参加者とファンも楽しめる大きなリターンがセットになっているところがミソ。戌神ころねからの「ギャグ3連発」というリクエストによって披露された大空スバルのモノマネシーンでは、猫又おかゆが笑いすぎて今年の「初ピヨ(※猫又おかゆは本気笑いをすると喉の奥がピヨピヨと鳴る)」が登場する様子も見せている。

福袋と思いきや……ただの私物!? 変化球で視聴者を楽しませたおめがシスターズ

【ドッキリ】福袋の中身、全部私物だったらいつ気づくの?www

 顔だけVTuberの姿で福袋開封動画をアップしたのは、おめがシスターズ。変化球にさらに角度を付けてくるようなスタイルの彼女たちが、普通の開封動画をするわけがないと読んでいたが、やはりその通りの展開になった。今回は、おめがリオがおめがレイの私物を集めて福袋を作り、開けていく様子を見せたらどうなるかというドッキリ企画になっている。

 事の発端は、おめがレイの家に物が多すぎるがために「絶対気づかないんじゃないか」という思いつきだという。

 どの段階で気が付くか……と、次々に物を出していくものの、意外とノリノリで楽しんでいるおめがレイの姿が面白い。特にガンダムの35周年を記念したバッジがでたときは、元々本人の私物なのに「ありがとう、私がもらうねこれは」と大喜びしている。

 入っているもののジャンルがバラバラなのですぐに気が付きそうなものだが、途中まで気が付かれなかったのは、「何が入っていてもおかしくなさそう」だと錯覚させるヴィレッジヴァンガードの袋(なお、これもおめがレイの捨てたものだ)の効果かもしれない。どの段階で疑惑が確信に変わるかも含めて、物が出てくるたびにニヤニヤできるドッキリ企画だ。……なお、おめがレイ本人は普通に福袋をふたつ自分で買ってきてきちんと開けている。

 福袋開封で視聴者の気持ちをキャッチするのは、意外な品物の登場に対するリアクションだろう。嬉しかった場合も、がっかりだった場合も、視聴者は物品そのものの価値よりも、それに反応する本人を見て視聴者は楽しめる。その点で、VTuberはアバターを介しているがゆえに、実写YouTuberが見せる直接的なリアクションに、映像の生々しさの部分で太刀打ちできない部分はどうしてもある。そこで自分たちのキャラクター性で個性を出せるよう、ひとくちに福袋開封といっても企画がうまく練られているように思う。ただ開封の様子を流すだけでなく、しっかりと一つのエンタメとして成立するよう力を入れているのが、VTuberたちによる福袋配信が持つ“ならではの魅力”になっていることが多い。

 夜見れなや加賀美ハヤトらにじさんじのメンバーたちが、わざわざスタジオを何時間も借りて3Dの姿で開封配信を行うのは、スタッフも含め準備がとても大変なのは想像がつく。それでも毎年3Dでやることにこだわっているのは、ライバーたちの本気のリアクションを見せることにこそ価値があると言う確信があるからなのだろう。開封した時に興奮のあまり立ち上がる彼らの“素の姿”こそが、ファンにとっては何よりのエンターテイメントだ。もしここで紹介した動画が気になったのならば、ぜひ彼らのチャンネルから視聴してみてほしい。

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