ハイエンドな小型タブレットに注目 Xiaomiがスマートウォッチや掃除機などの新製品を公開

Xiaomi(シャオミ)の日本現地法人であるシャオミ・ジャパンが下半期向けの新製品発表会を実施。スマホやタブレット、掃除機、テレビなど、多数のカテゴリーにおいて新製品が登場した。
この記事では、主にウェアラブルや家電の新製品について紹介する。同時発表されたスマホ『Xiaomi 15T』シリーズについては、別記事にて詳しく紹介しているので、併せてチェックしてほしい。
ウェアラブルカテゴリーが充実

こちらは8.8インチの小型タブレット『Xiaomi Pad mini』。小型ながらSoCにはハイエンドクラスのMediaTek Dimensity 9400+を搭載し、その操作性はフラッグシップに引けを取らない。誰もが待ち望んだ、小さくてパワフルなAndroidタブレットの登場だ。

充電のUSB-C端子を底面と側面の2箇所に配置し、縦横どちらからも使いやすく設計されている。バッテリーは7500mAhとタフネスで、ゲーミングタブレットから仕事用のサブディスプレイと、幅広い場面で活躍できることだろう。
価格は8GB+256GBモデルが7万4980円、12GB+512GBモデルが9万3980円。公式サイトやパートナーにて販売中。

12.1インチの大型タブレット『REDMI Pad 2 Pro』が登場。また、シリーズ初の5G通信対応モデルとして『REDMI Pad 2 Pro 5G』も登場した。こちらはGPSも搭載している。大画面ゆえの書きやすさはさすが。
価格は6GB+128GBモデルが3万9980円、8GB+256GBモデルが4万6980円。5G対応モデルは6GB+256GBで5万8980円。

反射を抑えるためのマット加工が施されたマットガラスバーションも登場。ペンの描き味も紙に描いている感覚に近く、イラスト用途として高いコスパを発揮してくれる。価格は8GB+256GBで4万9980円。

子ども向けのタブレット『REDMI Pad 2 Play Bundle』も登場。こちらも反射を抑えたマット加工で、目に優しい仕様となっている。価格は4GB+128GBで2万6980円。

待望のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン『Xiaomi OpenWear Stereo Pro』が登場。ダイナミックドライバーとデュアルバランスドアーマチュアドライバーによるハイブリッド構成で、Hi-Fiグレードのサウンドを実現しているという。

チタン製のメモリーワイヤーで耳をしっかりホールドし、耳に触れる部分は優しいシリコン素材を採用。逆位相の音を放出しつつ、独自の音漏れ低減技術を組み合わせることで、従来機『Xiaomi OpenWear Stereo』より60%も音漏れを抑制している。
価格は1万9980円。カラーはサンドゴールド、オブシディアンブラック、チタングレーの3色。

小型のスマートウォッチ『Xiaomi Watch S4 41mm』も登場。厚み9.5mm、重さ32gと薄型軽量なスマートウォッチだ。

バッテリーは最大8日持続。睡眠トラッキング、ワークアウト、心拍測定などのヘルスケア機能も充実している。カラーはブラック、ミントグリーン、ホワイト、サンセットゴールドの4色。

このうちサンセットゴールドのみ、クラウン部分に人工ダイヤが埋め込まれている。かなりラグジュアリーな印象だ。
価格はカラーによって異なり、ブラックとミントグリーンが1万9980円、ホワイトが2万1980円、サンセットゴールドが2万7980円。
まだまだあるぞ、シャオミの家電たち

コスパ抜群のロボット掃除機『Xiaomi ロボット掃除機 5 Pro』および『Xiaomi ロボット掃除機 5』が登場。どちらも水拭きからモップの自動洗浄まで可能な、オールインワンモデルになっている。

大きな違いとして、Proモデルは掃除機前面にカメラを3台も装備。AI障害物回避機能が搭載されており、より賢い掃除が可能だ。吸引力や伸びるサイドブラシ、自動収納されるレーダーなどは両モデルに共通している。

さらにベースステーションのない『Xiaomi ロボット掃除機 S40』も登場。省スペースに設置可能で、水拭き機能も搭載している。ロボット掃除機デビューや、ひとり暮らしの部屋などにはちょうど良いサイズだろう。
価格は『Xiaomi ロボット掃除機 5 Pro』が10万8000円、『Xiaomi ロボット掃除機 5』が8万9800円、『Xiaomi ロボット掃除機 S40』が2万5800円。

シンプルに使える『Xiaomi コードレス掃除機 P30』や、スマホと連携できる『Xiaomi スマート空気清浄機 4 Pro』も登場。どちらもシンプルなデザインだ。価格は『Xiaomi コードレス掃除機 P30』が9,280円、『Xiaomi スマート空気清浄機 4 Pro』が3万1800円。

『Xiaomi サウンドパーティ』は、15Wツィーター+35Wウーファーを搭載したパワフルなポータブルスピーカー。価格は1万1980円。

高周波の水流で歯間を掃除する『Xiaomi ウォーターフロッサー2』。価格は3,480円。

『Xiaomi ポータブルフォトプリンター Pro』は、スマホ内の写真データをその場でプリントできる。本体もコンパクトで持ち運びも簡単だ。価格は1万5800円。

家のセキュリティを見守ってくれる『Xiaomi スマートカメラ C701』。4K UHDの高解像度でより使いやすく進化した。価格は7,980円。

最後はチューナーレステレビを一気に紹介。フラッグシップにあたる『Xiaomi TV S Pro Mini LED 2026』、画質とコスパを両立させた『Xiaomi TV A Pro 2026』、手頃で買いやすい『Xiaomi TV A 2026』の3シリーズが登場した。
価格は『Xiaomi TV S Pro Mini LED 2026』が9万9800円〜、『Xiaomi TV A Pro 2026』が3万9800円〜、『Xiaomi TV A 2026』が5万2800円〜。
噂の電気自動車が日本初展示

発表会では、電気自動車『Xiaomi SU7 Ultra』も展示されていた。Xiaomiが提案するスマートエコシステム「Human×Car×Home」において、EVは最後のピースでもある。車以外の要素については、盛りだくさんな今回の発表を見てもわかるように、順調に成長している。
シャオミ・ジャパン取締役副社長の鄭彦(てい・げん)氏いわく、シャオミEVの日本発売は「もう少しかかる」とのこと。今回の日本初展示はその期待を充分に煽るものだが、楽しみに待つとしよう。

その待ち時間を楽しんでもらうべく、なんとEVのダイキャストモデルも登場した。写真左が『Xiaomi SU7 1/18 ダイキャストモデル』、写真右は『Xiaomi SU7 Ultra 1/18 ダイキャストモデル』。

ドアやボンネットもちゃんと駆動し、ハンドルを回せばタイヤも動くという本格仕様だ。シャオミEVを心待ちにするファンはもちろん、車好きの心も掴むだろう。価格はそれぞれ1万4800円と、1万6800円。
2025年の下半期も、Xiaomiの勢いはとどまることを知らない。特に近年はAIやOS、チップセットに110億ユーロを投資しており、今後5年間でさらに240億ユーロの投資を考えているとのこと。グローバル最大のIoTプラットフォーマーとして、これからも強い牽引力を示してくれることだろう。























