“おひなさま”、王子さまへの告白タイムで出した答えとは「超考えたんだけど……」『今日好き 夏休み編2025』最終話

『今日好き 夏休み編2025』最終話

モテきんご、最後に選ぶ女子は誰? 「りのんを選んでくれたら絶対に幸せにします♡」

 残すはあとひと組。きんご(内田金吾)は最後のアピールタイムで、ねね(時田音々)&りのん(多田梨音)とそれぞれ2ショット。順に、ねねとはお互いの好きなアイテムである香水の話題で盛り上がりつつ、彼女から手作り香水のプレゼントが。もったいなくて使えないというきんごに「ねねがたくさん作るわ」というやり取りが、この後の未来を想像させてくれる。こうした一連の会話からもまた、きんごが“自然体”で相手と接している印象を受け取ることができた。

 きんごの穏やかな表情は、りのんとの時間でも継続。ここでは、りのんが昨日の3日目に続き、お手製の“花くじ”を用意してきたとのこと。そう、今回のキーワードとなる“花”だ。しかもこれ、ただの花くじではない。昨日の内容にアレンジを加えた、“きんごくん専用花くじ”。彼の気持ちが固まるよう、りのんが願いを込めて考え出したという。引けるのは一度きり。なにが出るのか緊張の一瞬だが、きんごの選んだくじには「りのんを選んでくれたら絶対に幸せにします♡」のメッセージが。そうか、きんごではなく、りのんの方が幸せにしてくれるのか。

 思い返せばりのんはこれまで、旅を重ねるたびに本当に強くなってきた。それがいまや、あの“モテきんご”の心をリードするまでに頼もしく。「りのんはこんな気持ちだから、安心してほしいな」という続けての言葉にも、彼を頼もしく支えようとする想いが満ち溢れていて、もし自分がきんごの立場だったら、その胸に飛び込んでいきたくなりそうだが……。

 ゆまちゃん(谷村優真)を含む女子3名からの告白の結果、きんごが最後に選んだのは……りのん! 女子陣の告白の言葉を聞くうちに、次第に涙が浮かんでいるのが見てとれたが、「本当に悩んだんだけど、最後に花くじを作ってくれてうれしかったし、これからもずっと一緒にいたいと思ったので、こんな僕でよかったら付き合ってください」という万感の想いを聞けば、涙の理由も納得だろう。決め手になったのはやはり、前述の花くじだったという。

 その言葉に、りのんは「え? え? 本当に?」と、信じられないという様子。そこから「お願いします」とふたりで同じタイミングで手を伸ばし、きんごが腕を広げれば、りのんが確かめるようにそろりそろりと近づいていき、“ぽすっ”と柔らかくハグ。きんごの肩に頭を乗せる頃には“本当なんだぁ〜”と書いてあるような微笑ましい表情を見せてくれた。夢みたいな感じ。そんな気持ちが、このハグまでのゆったりとした時間の流れに表れていた。りのん、さすがに現実だよ……。

 振り返れば、ふたりが仲を深めたのは『すーぱーのびしろたいむ by 今日、好きになりました。』(通称:シゴデキ)でのこと。姉妹番組が『今日好き』本編の前日譚、あるいはスピンオフとして本格的な意味を持ち始めた意味でも、このカップル成立が示した価値は大きい。そして繰り返しになるが、りのんが合計3回の旅で見せてくれた成長ぶりたるや。『今日好き』はもちろん“全員主役”。それでも、ひな、ひなの、いおうとキャラクターの濃い面々が集まるなかで、本当の主役はりのんーー彼女だったのかもしれない。

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