人気メンバー“おひなさま”、王子さまと出会いメロメロに?「かっこいいんだけど」『今日好き 夏休み編2025』2話

7月28日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。夏休み編2025』(以下:今日好き)。現役高校生たちが3泊4日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
以下より、8月4日公開の2話の見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
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おひなさま、待望の王子さま=せりとの2ショットに悶絶 「かっこいいんだけど、顔……」
「両手に男でーす!」と、前回の『ハロン編』で見せた余裕綽々ぶりがウソだったかのよう。現在の“おひなさま”=ひな(長浜広奈)は、自分好みな正統派王子さまと、実はそれ以上に大好きだという筋肉マッチョの“イケメンパラダイス”に囲まれて、とにかく有頂天な様子である。おひなさまではなく、ひとりの女子の“ひなちゃん”としてーー等身大な想いで臨む恋は前回とは打って変わり、追われる恋から追う恋になりそうだ。
初日夕方、まずはせり(松井芹)とアルパカに餌やりをしながら2ショット。前回参加の『オーストラリア編』に続き、彼が動物に囲まれるのが旅の恒例化しているが、ひなはすぐさま、餌を手にのせたときの指の角度が違うと指摘。ひな自身こそ1話終盤の初登場時、空中から“散らす”スタイルで山羊に餌やりをしていただけに、本当に合っているのか? と疑ってしまったのが恐縮で、どうやら合っていたらしい。餌やりに成功し、せりから「天才だね」と褒められて「よく言われる」と返すなど、相変わらずな自己肯定感の高さだ。
この調子のよさはもうしばらくだけ続く。「ひな、(せりに)ちょっと来てほしかった。なんでかっていうと、イケメンだから」「かわいいよ、ひなちゃんも」「知ってるよーん」と、本当にかわいくてビジュアルも整っているので、嫌味に感じない不思議な会話が繰り広げられる。かつ、ひながこれまでの旅で出会った男子たちを遡っても、せりは随一で見た目も人柄も正統派の王子さまとは周知の事実。継続参加を願っていたのも当然といえる。
さて、ひなの調子が狂い出すのがここから。「(気になる相手に)ひなは? 入る?」「イケメンなんだけど。かっこいいんだけど、顔……」と、せりの顔をまじまじと見つめる時間が長くなるにつれて、本気で惚れてしまったようだ。
せり、王子さま判定を速攻でクリア。一方のひな。『ハロン編』では、自分の存在を気になる対象に「入れといた方がいいよ」くらいに言い放っていたはずなのに、久しぶりのメロメロ状態で、そんな余裕もない。お主、エッフェル塔はパリじゃない、なんてすかさず訂正を入れていた頃の鋭さを、どこに落としてきてしまったんだ。たぶん、そんなことすら、目がハートマーク状態のいまのひなに申したところで、少しも耳には入らなさそうだが。
いおう、ひなのの食事シーンで感涙 『井上塾』回避の“彼氏力”発揮も気がかりな点が?
夕食を前に、男女1組のみが参加できる“特別なデート”があることが明らかに。参加メンバーは男子陣による“花くじ”によって決められ、当たりを引いたいおう(榎田一王)が順当にひなの(瀬川陽菜乃)を誘う形となった。デートの内容は、サイクリング型の人力車に乗って、オーストラリア・ゴールドコーストのメインストリートを周遊するというもの。輝く夜の街を目にして、ふたりは「ないよな、九州にこんなところ」と、同郷同士でまたしても仲を深める。
ふたりの共通点は、これだけではない。前回の1話では触れられていなかったが、ひなのと同じく、いおうもまた過去の恋愛経験ゼロ。今回、人生初彼女を探しにきたとのことだ(といいつつ、ひなの以外には目もくれていないわけだが)。おおかたの視聴者と同じく、これまでの言動から勝手に恋愛経験豊富だと思ってしまっていたものの、ひなのにとってみれば、自身と同じ位置からスタートを切ってくれるのは、見方によってはうれしいものかもしれない。「(彼氏彼女が)そろそろほしいよね」「高3」という会話が、妙に心に染み渡ってくる。
とここで、夕食がてら一緒にテイクアウトのスープを飲むことに。ひなのがカップに顔を近づけた瞬間、いおうは同じタイミングではスープを飲まず、その光景を幸せそうに見守るのみ。その際、この地球上で最も好きな人を見たときくらい、愛おしい目線を誇張抜きでおくっていた。さらに、愛しのひなのをもっと喜ばせようと、サプライズで特大サイズのハンバーガーも用意していた、いおう。自身はボディビルの大会に向けて減量中ながら「今日はチートデイ」と、ひなのと過ごす時間を優先してくれる。そんな優しさと喜びが、自身の内側で感極まったのか……。
いおう、感涙。「ひなのちゃんと食べてるのか」と、思わず九州訛りでぽろっとこぼすと、涙が止まらなくなってしまった。……いおう、ガチすぎるって。一途なのは十分に伝わった一方、その涙ってたぶん、推しアイドルをライブで見たとき、“生きてるだけで尊い”とか言いながら流す類のやつだって。ひなのからしてみれば、それほど愛を伝えてくれる人はうれしい一方、ほかの男子と向き合い辛くなってしまうって。
実はここまで紹介したほかにも、ひなのを“だっこ”して段差を上らせたり、自身の着ていたジャケットを肩にかけたり。120点満点の“彼氏力”で、もしこの旅で彼女ができずとも『井上塾』送りは不要だと暗に示していた、いおう。とはいえ先ほど飲んでいたスープではないが、恋愛経験のスタート位置は同じでも、ひなのとの“温度感”がいまのところ違いすぎているかも? この一点だけ、やけに気になってしまった。























