水溜りボンド10周年で振り返る、活動の軌跡と“変わらないもの” いつまでも2人で「YouTube界のサザエさん」に
いつまでも2人で「YouTube界のサザエさん」に
そんな「スタッフF」と名を改めたふぇるとが企画・編集した「カンタの大冒険」の動画「これからどうする?」では、北濱丈司こと元カリブラ/JJコンビのジョージが登場。かつてのYouTube高度成長期をともにかいくぐってきた戦友を前に、今の水溜りボンドについて「トミーと友だちで居続けたい」「対等だからこその水溜りボンド」と語るカンタの言葉が印象的だった。それゆえに最近の水溜りボンドの動画はあえて2人だけで撮影しているという。
「続くような走り方にしてて、サザエさん的な感じなんだよ」そんな言葉に、今の水溜りボンドが目指すのは「YouTuber界の『サザエさん』」なのだと再認識した。「最近見ていないな」と思っても、チャンネルを合わせれば変わらずにそこにあり続けてくれる安定感。カツオの親友・中島くんが「磯野、野球やろうぜ」と永遠に誘うように、カンタが「トミー、動画撮ろうぜ」と言い続けてくれる世界だ。
夏の恒例行事とも言える水溜りボンドの無人島企画も、今年は2人きりで島に降り立つところから始まった。海岸でさり気なくバットを持つトミーと、なんだかんだ言いながらケツバットされるのを待つカンタ。何もないけれど、2人でいればそれだけで笑みがこぼれる。そんな2人の様子を見ただけで「やってる、やってる」と嬉しくなった。コメント欄では「これや、これ」「見たかったのはこれ」といった声が続々と寄せられていたのも、その画を待っていた視聴者の多さを物語っている。
まさに、人生は山あり谷ありだ。変わりゆく日々のなかで、何も変わらずにいるのは無理な話かもしれない。それでもただでさえ、変化の激しいYouTube界で、これほどの紆余曲折を経てもなお変わらずに「続く形でいよう」という2人の友情がいっそう眩しく感じられる。
新進気鋭のクリエイターとして、それぞれの夢を叶えていくことはもちろんのこと、「変わらない良さ」を発信し続ける。そんな水溜りボンドにしか見せられない景色を、これからも私たちに届けてほしいと願わずにはいられない。






















